ステレオタイプニューズ

【オレ的試乗記】マツダ「TRY!一日試乗キャンペーン」でロードスターを試乗してきたよ

先にお知らせしたMAZDAの「TRY!一日試乗キャンペーン」を利用して、新型ロードスターを借りてみましたよ。

筆者の近所には二つのMAZDAディーラーが存在するが、その内の遠い方に6速MT仕様の「Special Package」があったので、迷わずそちらを選択。

指定日に早速ディーラーに出向き、魂動デザインを彷彿とさせるキレイなお姉さんに説明を受け、簡単な書類に目を通してサインとアンケートに答えた後、早速ご対面!

過去のロードスターも良かったけど、さらに極めて精悍で、「ボク出来る子です」感がハンパない。

早速着座してシートを合わせる。

この時もコックピットはヤル気ムンムンの魂動デザインを剥き出しにして迎えてくれた。

メーターもセンターに回転計を配置するなど、「あー、こりゃ楽しそうだな」と見た目から入らせてくれるパネル配置。

スッポリと世界観に入れる作りは、まさに魂動デザインの本領発揮である。

「魂動デザインのお姉さんも一緒に行きますか」と中年の魅力丸出しにドライブにお誘いするも、あっさり断られたダメージを引きずりつつ、試乗へGO!!

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マニュアルといえばギアがニュートラルにあることを確認するシフトノブを横にブラブラさせながらイグニッションをまわすクセがついているのだが、エンジンをかける際は、クラッチを踏み込まないとイグニッションが無反応。

あそーですか、とクラッチを踏んでイグニッションを押すと、心地良いエンジンの始動音が響く。

始動と同時にそこまでエンジンの回転数を上げなくてもいいんじゃないか?ってくらいの咆哮がエグゾーストから伝わるものだから、単純な筆者はコロッと乗せられて、気分が否が応にも盛り上がる。

 

今回の新型の登場でMAZDAは「原点回帰」をテーマに掲げた。

あろうことか3代目ロードスターでは2.0リッターエンジンを搭載していたが、今回の4代目では1.5リッターに戻ってしまった。

いっくら原点回帰でもエンジン小さくすることないだろー、というのが正直な感想なのだが、とはいえ7,000回転ほどからクラッチミートしてドカーンと加速すると、そりゃもう元気のいいライトウェイトの本領発揮で、しばらく味わっていなかった血が沸き踊る感覚が蘇る。

2速で乱暴にクラッチを繋いでも安定した加速を見せるのは、LSDを内蔵したデフのお陰なんだろうなぁ。

まったく不安なく真っ直ぐに加速してくれる上に、少しハンドル入れても機敏に反応してくれるので、むしろ心地よい。

これが噂のMAZDAが言う「操る喜び」ってやつか。

そういわれてみればクラッチも旧型より重めのセッティングがなされており、踏み戻すときも軽く突き上げがあるような印象。

いかにも「運転してます」って演出が、ここでも顔を覗かせる。

6速マニュアルによってパワーを伝達するため、トルク感を損なってはいないな、という感じに仕上がっており、最初の不安は払拭できた。

3速以上では、公道なので無理はしないでおきましたwww

だっておまわりさんに捕まりたくないもんww

ちなみにこの時に感じたサウンドは素晴らしかった。

特に高回転域での軽やかなエグゾーストは極めて良好で、街乗りでも2速を使っていたいなと思わせてくれるほど快感を覚える。

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無理をしなかった3速から4速は、実用に叶うスムーズな走りを見せてくれる。

一見スポーツカーといえば下品な排気音をまき散らして周囲の目を真っ白にしてくれる悪いイメージがつきまとうが、このロードスターにあっては上品さすら感じる。

助手席に魂動デザインのお姉さんがいれば一発で「ステキ!抱いて!」に発展したことは想像に難しくない。

なんだよSKYACTIV、やれば出来るんじゃん。

 

今回の試乗中、実は非常に多くの方から声をかけられた。

大学のスクールバスの運転手さんが「それ新型でしょ?どーお?」とか聞いてくるもんだから、借り物なのにオーナー感だして「いやー結構良い走りするんですよー」とか鼻の穴をふくらませながら返事してみたり、駐車場で写真を撮っていたらテニスに向かうジーさんに「かっこいいねー、どこのクルマ?」と聞かれ、「国産のマツダなんですよー。精悍でしょー?」とか借り物を前に得意満面に答えたり。

こんなことでも分かるけど、人目を惹きつける魅力にあふれたクルマであることは疑いようもない事実なんだろうな。

 

しかし時は残酷に流れ、夕方を迎えて魂動デザインのお姉さんの元に戻る時間がやってきてしまった。

ディーラーに戻るなり甲斐甲斐しく三指立てて(←未確認)お迎えに出てきた魂動デザインのお姉さんからの「いかがでしたか?」の問に、危うく「1台ください」と答えそうになるもグッとディフェンスを成し遂げ、お返しして参りました。

時を忘れてミッチリ80kmを走破。

素晴らしい時間を提供して頂いた。