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【速報!】スーパーフォーミュラ第3戦富士スピードウェイ 決勝はオリベイラ選手が今季初優勝

全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦が7月17日、静岡県・富士スピードウェイで決勝レースを迎えた。

レースはスタートから荒れ、ポールポジションのS・バンドーン選手と石浦選手がオーバーランして順位を失う。

そんな中、ITOCHU ENEX TEAM IMPULの19号車 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手が、スタートの混乱の間隙をかいくぐって抜けだし、先の岡山大会でのリタイアというリベンジを果たして今季初優勝した。

2位には序盤の混乱を抜けだし、レース途中までトップをキープしたVANTELIN TEAM TOM’Sの37号車 中嶋一貴選手が、オリベイラ選手の追い上げにあい、惜しくも優勝を逃してしまった。

3位にはITOCHU ENEX TEAM IMPULの20号車 関口雄飛選手が終盤に激しい3位争いを制して表彰台を獲得した。

この結果に星野監督は「非常に満足している。今日来てくれたみなさんは、日本最高峰の良いレースを見れたと思う」と終始ゴキゲンだった。

選手インタビュー

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手
湿気がすごくて大変なレースだった。常に目に入る汗を拭いながら走っていた。
スタートで上位がミスをしてトップに立てた。しかし4周目に自分でミスをしてしまい、順位を失ってしまった。
しかし日本のスーパーフォーミュラで10勝目を挙げることができた。

自分にとって日本に行くという判断は良い判断だったと思うし、日本でレースができるのは幸せだ。
今後も日本でレースを頑張り、今の技術にさらに磨きをかけて、もっと速くなりたい。
2010年に星野監督のチームに入ってから素晴らしい経験をさせてもらっている。
スーパーフォーミュラは日本最高峰のレースだから毎年勝てるとは限らないけど、ステップアップして現在に至ってるのは自分にとって良かった。
前回のレース(岡山でのリタイア)ではアンラッキーだっただけに、それを払拭出来て良かった。

中嶋一貴選手

今朝のフリーで濡れた状態で走った時の印象はよく、良いレースができるかなと思ったけど、今シーズンはやってみないと何が起きるかわからない状況。
6番グリッドからスタートしたが、混乱で前車の前に進めたのは良かった。
JPをオーバーテイクしてからトップを守っていたけど、セーフティカーのあとから徐々にJPのペースが良くなってきた。オーバーテイクボタンを使いながら凌いだけど、少し足らずに残り5周で抜かれてしまい、大変残念だった。
とはいえ今シーズン、スーパーフォーミュラで良いレースが出来てなかったので、このレースが浮上するきっかけになればと思う。
選手権ポイントも皆が近い所にいるので、これが開幕戦だと思って頑張っていく。

 

関口雄飛選手

最初のフリー走行での雨の時は良いタイムが出ず、予選にも引きずって5位という良くないポジションからのスタートだった。
しかしスタート前の8分間の走行では、そんなに悪い感じもしなかったので、そのままのセットアップでスタートした。
前半はトラクションがなく苦労し、ロッテラー選手に追い上げられてしまった。
しかし順位を失わずに頑張れた結果が表彰台獲得につながったと思う。
苦しい時期もあったけど、LEXUSに救われ、さらに星野監督のお陰でスーパーフォーミュラのシートを獲得できたけど、最初の2戦は結果が出せずにいたけど、今回のレースで表彰台が獲得できて良かった。

監督がガンガン行けと言ってくれているので、このような環境でレースをさせてくれる監督に感謝している。

 

サマリーはこちら

その他の結果はこちら

Race (55Laps)2016.7.17
Po. No. Driver Car Name / Engine Laps Time Delay BestTime
1 19 J.P.デ・オリベイラ
J.P.de Oliveira
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
55 1:25’12.917 1’25.789
2 37 中嶋 一貴
Kazuki Nakajima
VANTELIN KOWA TOM’S SF14
TOYOTA RI4A
55 1:25’15.753 2.836 1’25.759
3 20 関口 雄飛
Yuhi Sekiguchi
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
55 1:25’41.459 28.542 1’26.528
4 36 アンドレ・ロッテラー
Andre Lotterer
VANTELIN KOWA TOM’S SF14
TOYOTA RI4A
55 1:25’44.806 31.889 1’26.813
5 3 ジェームス・ロシター
James Rossiter
フジ・コーポレーション KONDO SF14
TOYOTA RI4A
55 1:25’51.266 38.349 1’26.587
6 1 石浦 宏明
Hiroaki Ishiura
P.MU/CERUMO · INGING SF14
TOYOTA RI4A
55 1:25’56.261 43.344 1’26.875
7 7 ナレイン・カーティケヤン
Narain Karthikeyan
SUNOCO TEAM LEMANS SF14
TOYOTA RI4A
55 1:25’56.268 43.351 1’26.840
8 10 塚越 広大
Koudai Tsukakoshi
REAL SF14
HONDA HR-414E
55 1:26’02.931 50.014 1’26.772
9 18 中山 雄一
Yuichi Nakayama
KCMG Elyse SF14
TOYOTA RI4A
55 1:26’12.405 59.488 1’27.544
10 8 小林 可夢偉
Kamui Kobayashi
SUNOCO TEAM LEMANS SF14
TOYOTA RI4A
55 1:26’30.721 1’17.804 1’27.064
11 11 伊沢 拓也
Takuya Izawa
REAL SF14
HONDA HR-414E
54 1:25’18.461 1Lap 1’27.803
12 34 小暮 卓史
Takashi Kogure
DRAGO CORSE SF14
HONDA HR-414E
54 1:25’19.379 1Lap 1’26.945
13 40 野尻 智紀
Tomoki Nojiri
DOCOMO DANDELION M40Y SF14
HONDA HR-414E
54 1:25’30.219 1Lap 1’27.320
14 65 ベルトラン・バゲット
Bertrand Baguette
NAKAJIMA RACING SF14
HONDA HR-414E
51 1:20’20.573 4Laps 1’26.331
以上完走
41 ストフェル・バンドーン
Stoffel Vandoorne
DOCOMO DANDELION M41S SF14
HONDA HR-414E
47 1:14’08.367 8Laps 1’26.245
4 ウィリアム・ブラー
William Buller
フジ・コーポレーション KONDO SF14
TOYOTA RI4A
40 1:04’33.978 15Laps 1’27.446
16 山本 尚貴
Naoki Yamamoto
TEAM 無限 SF14
HONDA HR-414E
40 1:25’21.875 15Laps 1’26.417
2 国本 雄資
Yuji Kunimoto
P.MU/CERUMO · INGING SF14
TOYOTA RI4A
14 21’28.970 41Laps 1’26.835
64 中嶋 大祐
Daisuke Nakajima
NAKAJIMA RACING SF14
HONDA HR-414E
未出走