ステレオタイプニューズ

スーパーGT第5戦決勝、GT500クラスはARTAがホンダ勢2年ぶりの勝利を300クラスとダブルWINで達成!

スーパーGT第5戦の決勝レースが8月6日、静岡県・富士スピードウェイで開催された。

All photograph by HIRO Masaki

GT500クラスでは、ポールポジションからスタートした#8 ARTA NSX-GT 野尻智紀選手が、スタートこそ”#23 MOTUL AUTEC GT-R ロニー・クインタレッリに1コーナーで並ばれるも、辛うじて順位を守ると、その後は2位以下を大きく引き離し、2位以下に15周目には7秒、23周目には10秒近くのマージンを得て快調に周回を重ねた。

32周目にピットインすると、給油とタイヤ交換に入る。
ピットクルーはドライバーを後押しするかのように、ライバルより3秒近く早いピット作業でマシンをコースに復帰させると、ハンドルを託された小林崇史は、猛追してくる2位以下からのビハインドを1.5秒差で守りきり、ホンダ勢として2年ぶりとなる今季初勝利を飾り、LEXUS優勢が続いた今季の牙城を崩した。

なお、GT300クラスでもARTA BMW M6 GT3がポール・トゥ・ウィンを達成し、ARTAのダブルウィンを達成している。

スポンサーリンク



 

2位争いは激しさを増し、予選6位からスタートした#38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路は、16周目に#17 KEIHIN 小暮卓史を、24周目に#24 Forum engeneering ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラを、27周目には#36 au TOM’S ジェームス・ロシターを次々とパスして順位を上げる。
31周目にピットインして石浦宏明にハンドルを託すが、ここに立ちはだかったのが#23 MOTUL AUTEC GT-Rのセカンドスティントを担当した松田次生。

ファイナルラップまでトップを猛追しつつ、テールトゥノーズで後ろに迫った石浦を終始抑え込むという難しい仕事を成し遂げ、2位チェッカーを果たした。

3位にはLEXUS勢最上位となる#38が、第2戦優勝の地である富士スピードウェイでポイントの上積みに成功した。

その他の結果は以下の通り

※曇/ドライ(天候/コース)

Po No Machine Driver Laps Best Lap Diff.(km/h) Tire WH
1
8
ARTA NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
野尻 智紀
小林 崇志
66 1’31.851 1:44’39.955 20
2
23
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
66 1’32.351 1.530 52
3
38
ZENT CERUMO LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明
66 1’32.391 2.203 60
4
36
au TOM’S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
66 1’32.765 13.300 72
5
12
カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
66 1’32.551 14.938 14
6
37
KeePer TOM’S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
平川 亮
ニック・キャシディ
66 1’32.539 15.244 74
7
19
WedsSport ADVAN LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
関口 雄飛
国本 雄資
66 1’32.481 19.525 18
8
100
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
山本 尚貴
伊沢 拓也
66 1’31.883 19.603 38
9
6
WAKO’S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也
A.カルダレッリ
66 1’32.342 19.666 82
10
1
DENSO KOBELCO SARD LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
ヘイキ・コバライネン
平手 晃平
66 1’33.026 22.480 70
11
46
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
本山 哲
千代 勝正
66 1’32.651 58.928 46
12
64
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
66 1’33.016 1’04.652 6
13
24
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
佐々木 大樹
J.P.デ・オリベイラ
52 1’32.673 14Laps 6
16
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
武藤 英紀
中嶋 大祐
45 1’32.831 21Laps 14
17
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
塚越 広大
小暮 卓史
30 1’32.613 36Laps 36

決勝レースダイジェストはこちら

次戦、第6戦は鈴鹿1000km THE FINALで、8月26-27日に開催される。