フォルクス・ワーゲンに大スキャンダル 排ガス不正で最大180億ドルの罰金も

ドイツ・フォルクスワーゲン(VW)は22日、米当局に指摘されたディーゼル車の排出ガス量の不正操作について、同様の問題がある車が1100万台規模に達する可能性があると発表した。

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先週、米国環境保護庁(EPA)とカリフォルニア大気資源局は、フォルクス・ワーゲンの排出量テストの方法を不正に操作する手段として、ディーゼル車に不正ソフトウェアをインストールしていることを明らかにした。

 

これらはフォルクスワーゲンビートル、ゴルフ、ジェッタ、パサート、アウディA3、同社の2.0リッターターボディーゼルエンジンを搭載したモデルにインストールされた。

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米国環境保護庁によると、最大40倍の法的賠償を負うこととなり、最大で180億ドル(約2兆円)の罰金を支払うことになるという。

 

ウィンターコルン社長は25日に引責辞任すると報じられており、経営の根幹を揺るがす事態に発展した。

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VWは「ソフトウェアの書き換えで問題を解決する」と表明し、世界的な大規模リコール(回収・無償修理)となる模様。

 

今後発生する費用のため、65億ユーロ(8700億円)の引当金を計上する。