スーパーフォーミュラ最終戦予選、パロウが今季3度めのポール獲得でチャンピオンシップに王手!

2019年 全日本選手権スーパーフォーミュラの最終戦「第18回 JAF鈴鹿グランプリ」が10月26日、三重県・鈴鹿サーキットで開幕し、公式予選が開催された。

チャンピオンシップランキング3位につけるアレックスパロウ(TCS NAKAJIMA RACING)が、予選Q1から積極的な走行を重ね、Q3においても真っ先にコースイン。一発の計測でスーパーラップを記録し、ポールポジションを獲得した。
ポイントランキングトップの山本尚貴、追うニック・キャシディの二人は3列目グリッドに沈みながらも、決勝レースでの巻き返しを狙うに十分な位置につけている。

 

ここまで毎戦、優勝者が異なる群雄割拠の熱戦が繰り広げられてきた今季のスーパーフォーミュラシリーズもいよいよ大詰め。
自力優勝でのシリーズチャンピオン獲得が可能な山本尚貴、ニック・キャシディ、アレックス・パロウの3人に加え、上位次第では山下健太、小林可夢偉もシリーズチャンピオンが視野に入っている混戦で最終戦を迎えた。

朝のうちは路面にウェットパッチも残っていたものの、その後天気は回復。完全なドライ路面で公式予選を迎えたが、セッション前からサーキットに低い雲が立ちこもり、太陽を隠した。

迎えた公式予選Q1では、前戦の菅生ラウンドと同様にA・Bグループに組分けを実施。トラフィックの少ないなかでQ1が実施された。

Aグループでは、山本尚貴、小林可夢偉、アレックス・パロウ、石浦宏明、中山雄一、平川亮、中嶋一貴、国本雄資、野尻智紀が走行。
この中でパロウは真っ先にコースに入ると、一番最初にアタックラップに突入。結果、1分37秒934のタイムを記録すると、このタイムを更新するものは現れずにQ1 Aグループをトップ通過。山本直樹も2番手につけて着実にQ1突破した。
以下、平川、中嶋、野尻、ニューエイまでがQ2進出を決めた一方、自力でのチャンピオンシップ獲得にはポール獲得が絶対条件だった小林可夢偉は8番手に沈んでQ1敗退を喫し、チャンピオンシップ争いからも脱落した。

Q1 Bグループでは山下健太、塚越広大、ルーカス・アウアー、福住仁嶺、牧野任祐、関口雄飛、坪井翔、大嶋和也、ユーリ・ヴィップス、ニック・キャシディが出走。

中でもホンダ勢の若手が躍進し、福住が1分37秒393でトップタイムを記録すると、続いてマキノが1分37秒419で2番手に滑り込んでくる。
チャンピオンシップランキング2番手につけるニック・キャシディも3番手に続いてQ2進出を決めた。

 

公式予選Q2では、各グループを勝ち抜けた上位12台のマシンによって争われた。
ここでも積極的にコースに飛び出していったのはパロウだった。
セッション残り30秒で1分36秒486を出すが、残り30秒で福住が1分36秒124でトップを奪還。さらにアウアーもタイムを出し、2番手に滑り込むと、チェッカーフラッグが掲示される。
結果、福住がQ2トップタイムでQ3に進出。
チャンピオンシップを争うパロウ、山本、キャシディもQ3進出を果たした一方、前戦で表彰台を獲得したニューエイ、中嶋一貴、そして山下健太もQ2で敗退を喫してしまった。
Q3進出8台のうち、1-7位をホンダエンジン勢が占める結果となった。

いよいよポールポジションを決する公式予選Q3が開始されるが、マシンをコースに出す選手はなかなか現れずにピットでウェイティング。
最初にシビレを切らしたのはキャシディで、残り4分30秒でコースイン。
これに野尻も続く。
そしてセッション残り3分でパロウ、塚越、山本、牧野が続々とピットアウト。そして残り3分で福住がコースイン。静かな戦いが一転、サーキットにエキゾーストノートが響いた。

各陣営は計測1周目にタイムを出す作戦に出て、セッション残り1分で真っ先にパロウがアタックに入る。
チェッカーが提示されると、最初にパロウが1分35秒972でトップタイムを記録。今予選で最初に35秒台を記録した。
野尻が2番手に、アウアーが3番手につけるが、結局パロウのタイムは更新されることなく、ポールポジションを獲得した。
以下福住、山本、キャシディ、塚越、牧野の順でグリッドが確定した。

3列目グリッドには山本とキャシディが並び、優位に立ったパロウを猛追する。

特に6番手につけたキャシディは、走行を追えてマシンを降りると手を叩き、ヘルメットを脱ぐと満足げな笑顔が溢れていた。明日に向け、盤石の体制を築いたと見て間違いなさそうなだけに、巻き返しに向けて台風の目となりそうな予感だ。

 

■予選ダイジェストは以下の通り
※編集中

■その他の結果は以下の通り
※編集中

 

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ついにチャンピオンを決する最後の戦いは10月27日、14時より43周(または90分)で争われる。
ルーキーイヤーながら一歩有利な位置から決勝レースに臨むパロウが逃げ切るのか、昨年のディフェンディングチャンピオン山本、初のシリーズ獲得に意欲を燃やすキャシディが巻き返すのか、今シーズンを総括するレースが始まる。