J-GP2 王者不在の2016年シーズン主導権を握るのは、果たして!?

ロードレース世界選手権のMoto2クラスに通じるクラスとして2010年に誕生したJ-GP2クラス。

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年々レベルも高くなり、その一翼を担って2014、2015年と連続チャンピオンを獲得した高橋裕紀が、2016年
シーズンはJSB1000クラスにスイッチしたため、チャンピオン不在のシーズンとなります。それだけに混戦となることが予想されますが、タイトルを狙うライダーは、シーズン序盤で主導権を握りたいところでしょう。その最右翼と目されるのが、4年連続ランキング2位となっている生形秀之。ランキングこそ変わりませんが、毎年レベルアップを果たしており、その速さを磨いています。

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またランキング3位となった関口太郎は、2年目となるマシンと同じチーム体制で臨むシーズンとなります。昨年、足りなかった部分を補い緒戦から勝利を狙って来るでしょう。そしてTeam KAGAYAMAに電撃移籍した浦本修充がJ-GP2クラスに帰ってきます。優勝経験もあるライダーだけに、2年振りのミドルクラスでどんな走りを見せるか注目されます。そして高橋に替わりモリワキのエースとしてタイトル防衛に挑むのが日浦大治朗です。昨年は2度表彰台に上がりランキング4位と躍進。さらなる飛躍のシーズンとしたいところです。
また昨年、光る走りを見せていた渥美心、ベテランの井筒仁康もトップ争いに絡んできそうです。若手ラ
イダーでは、長尾健吾、佐藤太紀、J-GP2クラス2年目の上和田拓海、石塚健なども上位を虎視眈々と狙い
ます。J-GP3クラスからのスイッチ組では、チャンピオンの水野涼を筆頭に、國峰啄磨、三原壮紫などがお
り将来が楽しみなライダーも増えてきています。初戦となる筑波ラウンドは、2レース行われるスケジュール。
いきなり重要なラウンドとなることは間違いなく、タイトルの行方を左右するかもしれません。

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2016年は、どんな戦いが待っているのか!? ぜひ注目してください。