2018D1GP開幕!畑中真吾がシリーズ戦追走初優勝を飾る

2018 D1グランプリの開幕戦が3月31日、大阪府・舞洲スポーツアイランドで開幕し、畑中真吾が追走チャンピオンを獲得した。

練習走行からクラッシュが続出する波乱含みの開幕戦では、斎藤太吾や末永直登といった名だたる選手がウォールの餌食となり、本戦出場が叶わなかった。

単走決勝を7位で通過した畑中は、ベスト16で今前田隆敏を突き放す走りで圧倒。
続くベスト8でも、今季限りでの引退を表明した野村謙を退けてベスト4に進出。

準決勝では横井昌志と対戦し、1本目は後追いの横井にビタビタに接近されるが、横井のインカットや接触によってペナルティが横井に下される。


これで有利になった畑中は、後追いに回った2本めでは終始横井を見る走りで合せきり、自身初となるシリーズ戦決勝進出を果たした。

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決勝戦で相まみえたのは川畑真人。
昨年の大ジャンプを見せた組み合わせとなった因縁含みの決勝戦は、川畑先行の1本目では終始畑中を突き放す事に成功。
7.5-7.5のイーブンに持ち込んだ川畑が俄然有利に運んだかと思われたが、入れ替えの2本めでは川畑のGTRは駆動を失い、ドリフトに持ち込めないマシントラブルに見舞われ、畑中が最後まで走りきって勝負あり。

昨年のエキシビジョンでも優勝し、さらにシリーズ緒戦でも優勝を飾った畑中は、今季間違いなく台風の目となることだろう。

なお、単走では昨年の単走チャンピオンも獲得している藤野秀之が獲得した。
昨年からデビューしたマシンを引き続き今季も使用しているが、タイヤをTOYOタイヤの新型R888RDに変更し、高いグリップ力を発揮する新兵器を見事に使いこなして得意の単走優勝をもぎ取った。

続く第2戦は明日4月1日、大阪・舞洲スポーツアイランドで連日開催される。
初日のトラブルで走れなかった選手も復活してくるだけに、ますます混戦を見せる戦いになりそうだ。

写真提供:Pincars