ステレオタイプニューズ

D1GP RD4 TSUKUBA DRIFT、追走では村山悌啓が涙の初優勝!

D1GP TSUKUBA DRIFTが茨城県・筑波サーキットで開催された。

今回の筑波戦はRd.3とRd.4のデュアルファイナルでの開催となり、本日6月26日はRd.4の単走、追走それぞれの決勝が実施された。

午前に開催された単走決勝では岩井照宜選手が去年まで乗っていたダイハツ・シャルマンから今年から投入されたロードスターで軽快な走りを見せ、1本目から99.92の好記録を叩き出すと、1本目のトップに踊り出す。

2本目でもこの記録は破られず、最終走者である齋藤太吾選手が3位のスコアながら走行をキャンセルしたことにより、岩井が単走優勝を決めた。

午後には追走決勝が開催された。

この日に齋藤選手の優勝を許すと、シリーズチャンピオンを早々と決めてしまう「可能性が高まるとして、各選手は斎藤選手対策に追われる結果となった。

2回戦で齋藤選手と対戦したのは川畑真人選手。

今シーズン何度も辛酸を舐めさせられた相手だけに、今回も川畑選手は闘志を燃えたぎらせていた。

二人の対戦では絶対に勝ちたい川畑選手が、先行で齋藤選手に2ランクの大量リードを許してしまい、後がなくなる。

それでも勝ちを諦めない川畑選手は、限界を超える走りを見せるも、あえなくバリアに衝突してしまい、万事休す。

マイクを向けられた川畑選手は、涙ながらに「勝ちたかったんですけど…」と言葉をつまらせ、会場から素晴らしい勝負を展開した川畑選手に惜しみない拍手が送られた。

勝ち上がった齋藤選手を準決勝で迎え撃ったのは松山北斗選手。

川畑選手との対戦でマシンにダメージを負った齋藤選手は、松山選手との対戦に終始苦しみ、松山選手を捕まえることが出来ないまま敗戦してしまう。

この結果、決勝は村山悌啓選手と松山北斗選手の対戦となった。

セレモニーでは村山選手は「苦節10年以上、やっとここまで来た。絶対に勝ちたい」と語ると、松山選手は「苦節1年…是非勝ちたい」とストリートリーガルから華麗な転身を果たして今シーズンを沸かせる若手はユーモアを魅せつけた。

しかしこの決勝では、経験に勝る村山選手が松山選手を終始リードし、ガールズ&パンツァーの地元で若手を退けて優勝を決めた。

村山選手は「今までいろんな人にお世話になって、やっと勝てた」と涙ながらにコメント。

熱い対戦が多数繰り広げられ、見どころが多い1戦となった。

3位には平島明選手を退けた齋藤選手が滑り込んだ。

 

その他の結果は以下のとおり

単走決勝

1 51 岩井 照宜 NA6CE 99.92 88.13
2 60 今村 陽一 ZN6 99.24 97.96
3 87 齋藤 太吾 JZX100 98.98
4 19 日比野 哲也 JZA80 98.78 98.14
5 59 髙橋 和己 JZX100 98.72 98.19
6 66 藤野 秀之 RPS13 98.64 98.11
7 3 野村 謙 ER34 98.49 97.09
8 63 畑中 真吾 JZX100 98.32 97.96
9 86 田所 義文 AE86 98.18 97.07
10 10 松山 北斗 JZX100 98.07 97.58
11 1 川畑 真人 R35 97.85 97.40
12 2 田中 省己 S15 97.75 97.31
13 75 平島 明 S15 97.51 96.80
14 57 廣田 友和 JZX110 97.47 96.38
15 97 寺町 邦彦 S15 97.13 97.10
16 14 村山 悌啓 S14 97.02 96.46
▲ 追走決勝トーナメント進出 ▲

 

Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
17 33 古口 美範 ZN6 96.49 95.89
18 6 内海 彰乃 S15 96.18 96.01
19 30 中田 哲郎 JZX100 96.08 95.42
20 81 唄 和也 RPS13 96.00 94.23
21 18 堀野 仁 RPS13 95.67 94.92
22 55 齊藤 悠史 S15 95.31 94.75
23 11 田口 和也 S15 94.89 48.46
24 70 横井 昌志 S15 83.85

追走決勝トーナメント