日本では1967年、トヨタ2000GTで初めて採用され、1970年後期以降のスーパーカーブームで一躍メジャーな存在になったリトラクタブル・ヘッドライト。
一時代を築いたヘッドライトの設置方法で、空気抵抗を減少させる効果があったり、デザインの幅を広げる設置方法であったりと、時のカーデザイナーに重宝された。
しかし近年では、すっかり見ることができなくなってしまったデザインだ。
リトラクタブルが廃止されてしまった主な理由は、パーツ点数の増大や、寒冷地などで展開しないトラブル、さらに人身事故の際に、人に対して大きな衝撃を与えてしまうなど、機能性や安全性、信頼性などが主な理由。
近年では旧ハチロクが町中で見かけるほどとなってしまったリトラクタブル・ヘッドライトだが、世界の名車をイッキ見出来る動画が公開された。
現代でも多くのファンを魅了するリトラクタブル・ヘッドライト。
復活の日は遠そうだが、流行は巡るともいうので、きっといつか復活の陽の目を見ることだろう。