スーパーフォーミュラ第6戦、公式予選は前戦制覇の平川がポール獲得

写真提供:正木寛之

 

全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦が9月28日、岡山県・岡山国際サーキットで開幕し、公式予選が開催された。

前戦を制してスーパーフォーミュラ初優勝を飾った平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が、好調を維持して大逆転のポールポジションを獲得。これが同シリーズ自身2度目のポールポジションとなり、連勝に向けて絶好の位置から決勝レースを戦うこととなった。

 

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前日までの雨が予想されていた岡山国際サーキットだったが、予選が開始される頃には天気予報を裏切る曇りがちながらも太陽が顔を見せるコンディションで迎えた公式予選。気温も30度まで上昇した。

公式予選Q1は、混雑を緩和するためにグループA・グループBに振り分けられ、各々10分間のセッションにて開催された。

グループAでは、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分15秒979を記録してトップに立つと、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)が1分15秒588でトップを更新。

 

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セッションが1分を切るタイミングで、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分14秒972を記録し、ミディアムタイヤで14秒台に突入した。
このタイムを上回るドライバーは結局現れず、セッション終了を告げるチェッカーフラッグが振られると、ポイントランキング2位につける山本が、自己ベストこそ更新するもQ1突破に至らず、ここで敗退してしまう。
さらに関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、坪井翔(JMS P.MU/cerumo・INGING)、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)がグループAでノックアウトとなってしまった。

続いて公式予選Q1グループBの出走が始まると、ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)がまっさきにアタックラップに突入。最終コーナーまでにスポット参戦の中山雄一(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)に追いついてしまうが、1分15秒067に留まりながらトップタイムを記録。これはグループAならQ2進出を狙えるタイムだ。
しかし路面状況が整うグループBでは、14秒台を叩き出すドライバーが続出。
牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)が1分14秒957で15秒台を破ってトップに立つが、その後は野尻智紀(TEAM MUGEN)、石浦宏明(JMS P.MU/cerumo・INGING)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が次々とトップタイムを更新。結果、中嶋が出した1分14秒540のタイムでグループBをトップで突破。TOM’S勢の2台がQ1各グループをトップ通過することとなった。
一方で、一時はトップに経った野尻、アウアー、そして塚越、中山がQ1で敗退してしまった。

 

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各グループ上位6台、計12台で争われる公式予選Q2では、上位8台までがQ3に進出する通常のノックアウト方式で争われる。
このセッションからソフトタイヤが解禁されるとあり、各陣営はスクラビングしながらタイヤを温める。
計測3周目でアタックに入る。真っ先にコースインしたパトリシオ・オワード(TEAM MUGEN)。シーズン途中からの参戦で、今レースが3戦目のオワードは、無事にQ1を突破した勢いそのままにQ2でも1分13秒519でトップタイムを記録する。
しかし後続でアタックしていた平川が1分12秒951を記録し、トップタイムを塗り替える。
しかしその後に続いた選手はなかなか13秒台を切ることができず、石浦が1分12秒977で2位に続き、さらに国本雄資(KONDO RACING)がチェッカーをくぐりながら1分12秒971で2番手に滑り込む。
結果、上位から平川、国本、石浦が上位3位につけ、続いて福住、山下健太(KONDO RACING)、牧野、中嶋、そして8番手にパロウと続いた。
小林可夢偉、キャシディ、オワード、ニューエイが敗退した。
Q1グループAをトップ通過したキャシディが敗退し、グループBトップ通過の中嶋もソフトタイヤでのマッチングに苦しむ結果となった。

 

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いよいよポールポジションを決する7分間の公式予選Q3が15時22分にグリーンランプ点灯。
各車はスクラビングしながらタイヤを温め、残り1分からアタックを開始。
まっさきにコースインした福住が1分12秒890を記録するが、山下が1分12秒890でトップタイムを更新。さらに国本が1分12秒880で2番手につけ、KONDO RACINGの2台が上位を独占。

このままKONDO RACINGがフロントロウを独占するかと思われた矢先、平川が土壇場で1分12秒700で一躍トップに躍り出るラップを記録した。
これで平川のポールポジションが獲得し、昨年以来自身2度めのポールポジションを獲得。前戦を制した勢いそのままに、2連勝に向けて視界良好のポジションを獲得した。

以下、山下、国本、一貴、福住、石浦、牧野、パロウの順位でQ3を終えた。

 

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■その他の結果は以下の通り

※編集中

■予選ダイジェストは以下の通り

翌日の決勝レースでは、終日曇り予報ではあるが、15時05分から始まる決勝レースでは雨予報があり、どのような展開になるか読みにくいレースになりそうだ。
写真提供:正木寛之