スーパーGT開幕戦、GT300クラスはUPGARAGEがチーム発足4年でクラス初優勝

2018 スーパーGT開幕戦　決勝レースが4月8日、岡山県美作市・岡山国際サーキットで開催された。
GT300クラスは#18 UPGARAGE 86 MC 中山友貴/小林崇志組がチーム発足4年目で同シリーズ初優勝を飾った。

予選9番手からスタートした#18 中山は、前半スティントを大きく順位を変えることなく快調に走り、ピットインすると給油のみでマシンを小林に託してコースに復帰。

このとき、同じくタイヤ無交換を採って実質首位に立った#25 HOPPY 86 MC 松井孝允/坪井翔組を猛追する。

レースも佳境に差し掛かる62周め、先にタイヤがきつくなった松井の一瞬の隙を見逃さずにダブルヘアピン進入でアウトに並ぶと、切り返しでインに入ってオーバーテイクし、トップに立つ。
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そのままゴールまでマシンを運び、チーム創設以来初のクラス優勝を果たした。今季より移籍してきた小林は、「僕が呼ばれたからには優勝するしかないと思っていた」と語り、初戦からチームの期待に応えた力強い走りを見せた。

20番手スタートの#7 D’station Porsche 藤井誠暢/スヴェン・ミューラー組は、ピット作業でリアタイヤのみを交換すると、ミューラーが次々と上位陣をオーバーテイクしていく。
同じリアタイヤのみ交換した#65 LEON AMG GT3 蒲生直也を残り7周、最終コーナーでワイドに膨らんだ蒲生のインを差して3位に浮上。
残り5周では#25 松井を抜いて2位に躍り出ると、そのままチェッカーを受けて2位表彰台を獲得した。

3位には、予選5番手からのスタートとなった#25 HOPPY 86 MC 松井孝允/坪井翔組が入った。
HOPPY 86もタイヤ無交換で上位に食らいつくと、一時はトップを快走していたが、そのペースは徐々に落ちてゆく。
残り10周では明らかにペースが悪くなってきたものの、松井はマシンを何とかコントロールし、苦しいレースを3位で終わらせることに成功した。

その他の結果は以下の通り

レースダイジェストは以下の通り

スーパーGT第2戦は5月3-4日、静岡県・富士スピードウェイにて開催される。
ゴールデンウィーク真っ最中にシーズン屈指の入場者数を数える第2戦は、バーベキューやキャンプに興じることもでき、例年ビジターに人気の大会となる。