多数の見物客が出た先日の航空自衛隊 岐阜基地 航空祭。
その中でも小牧基地所属の第401飛行隊のC‐130H輸送機の「不整地着陸」の様子が、場内を埋め尽くした多くの人々の前で披露されました。
通常の旅客機であれば、舗装された平坦な場所に、スムースに着陸していくのは、皆さんも御存知の通りです。
しかし航空自衛隊には「整備されていない滑走路(になる場所)」にでも着陸しなければならない理由があります。
海外において空港などのインフラ整備が進んでいない場所での輸送拠点の確保の他、災害の際には必要な場所に直ちに支援物資や隊員を展開できるよう、日々その技術を研さんしているのです。
この飛行隊の部隊マークはキャメル(ラクダ)をモチーフにデザインされてます。
ラクダは馬よりも不整地での運搬に強く、道無き道を進める動物です。
そのマークは伊達ではない事を、当日集まった観客に強く印象付けたはずです。
それでは不整地着陸の様子をご覧ください。
そういえば昨年末、辛坊キャスターが太平洋上で荒波に揉まれながら救助を待っていた際にも海上自衛隊のUS-2が果敢に要救助者となった国民を救出しました。
荒れる太平洋の波間を、パイロットが的確に波を読んで着水させましたが、これも各隊共に不断の努力を続けている結果といえます。