アメリカ西海岸港湾倉庫労組ストによる意外?な影響




アメリカ西海岸、シアトル・タコマ港などのストライキ(スローダウン)によって、意外な影響が日本に及んでいるようだ。




今年6月に締結されるはずだった国際港湾倉庫労組(ILWU)と使用者団体(PMA)による労組協定は難航し、7月1日に期限切れを迎えた。

結果、港湾からの出荷が大幅に遅れるストライキ(スローダウン)が10月下旬から発生した。

これによって日本では様々な影響が出るものと懸念されているが、真っ先に問題が出たのが、実は日本マクドナルド。

セットでお馴染みのマックフライポテトが来ない!!

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困ったマックは緊急措置として船便から空輸に切り替えて対応する模様。 これによるコストの上昇は1,000万円ほどと試算されているが、各店舗でメニュー等を対応するよりも安くつくということらしい。 まだまだ問題解決の出口が見えない港湾労使協定、今後他の分野にも飛び火すると思われる。  

~2014.12.15追記~

マクドナルドは12月17日10時30分から、サイドメニュー「マックフライポテト」の販売を、一時的にSサイズのみにすると発表した。 期間は未定。 港湾労使協定の不発を受け、原材料となるポテトの安定的な調達が難しい状況となっており、緊急対策として1,000tを超えるポテトを航空便で、また1,600tを米東海岸経由からの船便で輸入を行っているが、安定的に「マックフライポテト」を提供できる量をまかなうまでには至っていない。 17日の10時30分以降、「マックフライポテト」Sサイズのみの販売となることにより、バリューセットのポテトセットも通常のMサイズからSサイズに変更し、50円値下げする (※一部は50円以上の値下げ)。 昼マックのポテトセットも同様の変更となる模様。 同社は引き続きポテトの調達安定化に向け対応を実施する。 港湾労使交渉の長期化に改善が見られ、「マックフライポテト」の通常販売の目途が立てば、改めてその後について発表するとしている。 なお、「ハッシュポテト」や、朝マック時間帯の「バリューセット」「ハッピーセット」は通常通り販売。 また、17日以降、レギュラー時間帯のバリューセットおよび昼マックでは、「チキンマックナゲット」を+100円で購入できる措置を取る。   筆者のまわりからは50円値下がるなら嬉しい!なんて声も聞こえたが、通常サイズに戻って値段を戻すことが出来るのか、またその価値をお客様が受け入れられるのか、今後の動向を見守りたいと思う。