ハードクラッシュのWRCマシンを30分で修理完了!シトロエンクルーの神業修理動画が人気

WRCに参戦するアブダビ・トタル・ワールドラリーチーム(アブダビ・トタル WRT)が、ラリーポーランドで喫したクラッシュにより、左リアにダメージを負うハプニングが発生した。

1分15秒から

このマシンを駆るのはドライバーKris Meeke(クリス・ミーク)選手と、コ・ドライバーのPaul Nagle(ポール・ネイグル)選手。

オンボードによると、右ターンでリアを出しすぎてしまい、左のリアを樹木に接触させたようだ。

しかし幸いなことにリアタイヤより後ろの部分で接触したようで、1輪を失った状態でサービスまで帰り着くことが出来た。

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ここからがメカニックの腕の見せ所。

この修理の模様を30分に渡って記録した動画がyoutubeにアップロードされた。

マシンのリアを解体しつつダメージをはかりながら、交換に必要なパーツを検討して修理していく姿が記録されている。

WRCのステージごとのダイジェストは、大きなクラッシュが発生しない限り、およそ数万回再生ほどだが、この修理動画は執筆時点で20万回再生を超えている。

30分に及ぶ動画だけに、簡単に見られないが、普段なかなか陽の目を見ないメカニックの懸命な作業に、時間を忘れて見入ってしまう動画だ。

整備性が高い競技マシンとはいえ、各メカニックが連携して修理していく様は一見の価値あり。

リアバンパーステーを失ったマシンをどうするのだろうと思ったら、やはりそこはお約束「テープ補修」なのは、競技らしい対処で微笑ましくもある。

ぜひ週末にゆっくりご覧あれ。