スーパーフォーミュラ第2戦は平川亮がポールポジションを獲得するも決勝レースは濃霧のため中止に

2018 全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦が、大分県・オートポリスで開幕した。

#20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分25秒937のコースレコードでポールポジションを獲得したものの、決勝レースはサーキットが濃霧に包まれたために中止された。

写真提供:正木寛之

快晴に恵まれたオートポリスサーキットでは、午前の専有走行よりも気温が24度と上昇した。

公式予選では、Q1はミディアムタイヤの装着義務があるなか、まずは今季初参戦の#15 阪口晴南(TEAM MUGEN)が1分27秒677でトップタイムに立つ。
1回目の走行ではこのタイムを更新する選手は出ずにセッションは進行する。
そして迎えた2回目の走行では、残り7分で各車が一斉にコースインすると、残り2分で#1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が1分27秒408でトップに立つが、その後は#16 山本尚樹(TEAM MUGEN)、#65 伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)が次々とトップタイムを更新していく。

一方で#2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)や昨年3位表彰台に登った#18 大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)がQ1敗退するなどの波乱も起きてしまった。

続くQ2では、各車はソフトタイヤを投入。
残り5分頃からコースインする車輌が出る中、山本尚樹と#3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)がウェイティングし、他陣営と違うタイミングでアタックに入る。

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まずは伊沢がトップタイムを記録すると、その直後に#6 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、山本が次々と更新していく中、チェッカーフラッグ後に#18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が1分25秒799というタイムを記録してトップに浮上。

しかし直後、#36 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)がスピンを喫してイエローフラッグが振られてしまう。
この影響により、最後のアタックが出来なかった#1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)などが影響を受け、Q2敗退となった。

ポールポジションを決するQ3が始まると、残り5分からコースインを開始。

残り2分で松下が最初のアタックで1分26秒226のタイムをマークすると、野尻が1分26秒038でトップタイムを更新。

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しかしチェッカーフラッグが振られた最終アタックで全体ベストを更新しながら帰ってきたのが平川亮だった。
1分25秒937でトップタイムをマークすると、後ろから来るQ2トップタイムの小林可夢偉を待ち受けるが、平川のタイムを更新することは出来ず、平川の自身スーパーフォーミュラ初のポールポジションを獲得した。

しかし平川は、開幕戦の鈴鹿ラウンド決勝において、同チームの関口雄飛との接触によって3グリッド降格ペナルティが課されており、4番手グリッドからのスタートとなる。

写真:平川亮Facebookより

そして迎えた翌決勝日では、コースに重い霧が立ち込めてしまい、各ポストが確認できない視程不良の状況だったため、決勝レースが中止された。

このため、ポイントランキングでは平川が1ポイント上積みした結果になった。

次戦スーパーフォミュラ第3戦は宮城県・スポーツランドSUGOで2018年5月26日(土)~27日(日)に開催される。