スーパーGT第6戦予選、RAYBRIGがポール獲得!GT300はBRZが復活の狼煙

スーパーGT第6戦が9月15日、宮城県・スポーツランドSUGOで開幕し、公式予選が開催された。

GT500クラスでは、#100 RAYBRIG NSX-GT 山本直樹/ジェンソン・バトンがポールポジションを獲得した。
山本と今季から参戦したバトンのコンビ初ポールポジション獲得にチームは大いに湧いた。

GT300クラスでは、#61 R&D SPORTS 山内英輝/井口卓人がクラストップのタイムで、こちらもコンビ結成4年目で初めてのポールポジションを獲得した。

朝の公式フリー走行では、ドライからウェットにコンディションが変化し、公式予選ではレコードラインはほぼドライにまで回復する難しい天候で始まった第6戦。

ジェンソン・バトンはドライでの走行経験ができないままに予選Q1を担当した。
ニュータイヤ、スリックを履いてのQ1担当は不安視されたが、F1ワールドチャンピオンは走行しながらコースを学習し、見事にQ1突破を果たしてマシンを山本につなぐ。

この走りに刺激された山本は、Q2残り3分で#8 ARTA NSX-GT 野尻智紀が記録した1分10秒352を上回り、1分10秒248でポールポジションを獲得した。

2番手には#12 CALSONIC IMPUL GT-R 佐々木大樹/ヤン・マーデンボローが、こちらもコースレコードを記録するタイムで続いた。

3番手には#8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也が続いた。
今日が誕生日だった野尻は、真っ先にコースレコードを塗り替えるタイムを記録したが、その後はタイムを伸ばせず、2台を先行させてしまった。

GT300クラスでは、今季ではトラブルが相次いだ#61 R&D SPORTSだったが、Q1を井口卓人がトップタイムで突破すると、「SUGOを得意としている」(井口談)山内がセッション残り4分を切ったところで一発で1分17秒685というタイムを計測。
このタイムには誰も及ばず、山内と井口のコンビで初となるポールポジションを獲得した。

2番手には前年のコースレコードホルダー、#25 HOPPY 86 MC 松井孝允/坪井翔が続き、明日の巻き返しを図る。

3番手には#9 GULF NAC PORSCHE911 久保凛太郎/石川京侍が続いた。
上位4台のうち、唯一のFIA-GT3勢でトップ3を奪う形となった。

決勝レースは9月15日、14時00分より81周で争われる。
魔物が棲む菅生での決勝レースは、天候も不安定とあって、難しい決勝レースになることは必至だ。