hiroコラム
昨年の10月30日に発売になったCanon EOS 7D Mark 2ですが、前回のコラムで「7Dmark2を買わない三つの理由」を書きました。
参考リンク 【HIROコラム】7DMARK2を買わなかった三つの理由
しかし、今回は「ステップアップを狙う人が7Dmark2を買うべき3つの理由」を提案してみようと思います。
あくまで「ステップアップ」がキーワードです。
1.圧倒的なAF(オートフォーカス)の性能向上
まずこの7Dmark2にEOS kissシリーズなどエントリー機からステップアップすると、AFがまるで別次元に感じられるくらいの違いを実感できます。
このAFの向上は、特にAIサーボよって威力を発揮し、激しく遊び回るお子さん、その他動体に対して、グリグリに食いついていきます。
その秘密は測距点です。
EOS Kissシリーズが9点の測距点に対して、動体に特化して作られた7Dmark2の測距点は65点。
動画に強いEOS 70Dでも測距点は19点で、7Dmark2には遠く及ばないのが現実です。
ちなみに今現在、CANONのフラッグシップである1D-Xですら61点です。
EOS kiss X7iファインダー
EOS 7Dmark2ファインダー
2. 連写10コマ/秒がもたらす余裕
ステップアップを狙うアマチュアカメラマンが、仮にEOSKissシリーズを利用していると、連写5コマ/秒といったところですが、動きまわるお子さんの一瞬の表情、一般的な球技スポーツやモータースポーツなどを撮影するときには、このコマとこのコマの間があるといいのだけども…なんてことは度々起こりうることです。
連写10コマ/秒は、その悩みを解決してくれることでしょう。
因みにマシンガンのような連射音も、人によっては酔いしれることが出来るポイントです(笑)
3.防塵防滴が施された堅牢性
雨でも行われるサッカーやモータースポーツ、または雨や雪が降っているからこそ撮れる景色が、防塵防滴を施されたEFレンズと組わせることで、雨天でも心強く撮影することが可能となります。
これは一気に撮影のフィールドを広げてくれます。
当然ですが、カメラは写真を撮ってこそ、初めてカメラの意味を果たします、
撮影する場所は天気を選ばないというのは一番のアドバンテージかもしれません。
以上3つの事柄をピックアップして書きましたが、入門機からのステップアップには良いコトずくめのカメラであることは間違いありません。
特に動くものを撮影したい、そして失敗を少なくしたいと言った要求には確実に応えてくれます。
実売価格20万円前後は決して安い買い物ではありませんが、脱初心者を目指してる方にはとても頼もしい相棒になると断言できます。