独ダイムラー社は2015年春、「マイバッハ」を復活させることになった。
2012年の生産終了以来、マイバッハは事実上、ブランド休止状態にあった。
2年ぶりに復活を果たすマイバッハは、メルセデスベンツのサブブランドに位置付け。新たに、「メルセデス-マイバッハ」ブランドが立ち上げられた。
新型マイバッハはメルセデス・ベンツの最高グレード「Sクラス」をベースにストレッチ、車内の空間に余裕を持たせる。
2002年に最初の復活をし、華々しくデビューしたものの、主力モデルの「マイバッハ 62」と「マイバッハ 57S」の売上が伸びず苦戦を強いられ、2011年に状況を打開すべく英アストンマーチンと提携を模索するも交渉に失敗。
こうして2013年、マイバッハは終焉を迎えることになる。
そんな紆余曲折を経て、改めて復帰を果たすマイバッハの狙いは、ベントレーやロールス・ロイス、BMWといった他の高級車ブランドとの熾烈な争いに向け、ブランド力を復活させることだろう。
この狙いが市場に受け入れられ、順調に受注を獲得出来るのか注目が集まる。
既存の「メルセデス-AMG」ブランドがスポーティ。一方、新設の「メルセデス-マイバッハ」ブランドは、最高級セグメントの役割を担う。
お値段も5千万から、最上位には8億円なんてグレードも存在したマイバッハ。
今月下旬から開催されるロサンゼルス・モーターショーで詳細が公開される。