【プレスリリース】ツインリンクもてぎ SuperGT Rd.8 #23NISMO鈴木監督のレースプレビュー

2014年シーズンもいよいよ最終戦を迎えます。第6戦鈴鹿で2位表彰台を獲得して、狙っていたポイントリーダーの座につくことができましたが、続く第7戦タイでは私の采配ミスもあり、結果として苦しい戦いになってしまいました。




 

 

ランキングトップのままで最終戦もてぎに挑む形にしたかったのですが、ドライバーランキングではトップと6ポイント差の3位です。でも十分にチャンピオンが狙えるポジションにはいると考えていますし、もてぎではしっかりとニスモらしいレースをして、優勝を果たし、そしてニスモとして2008年以来のチャンピオン獲得を実現したいと思っています。

もてぎ戦に向けては、まずはタイヤ選択という部分が大きなポイントになってくるでしょう。その日のコンディションに合ったタイヤを持ち込むということが非常に重要になってきます。また、レース距離が250kmと短いこともあり、予選も重要なファクターとなってきます。ニスモチームとしては、ポールポジションを獲得し、レースでもそのまま逃げ切りたいと考えていますし、そういうレースをしなければならないと思っています。そのための準備も入念に進めています。



今シーズン型のGT-Rはダウンフォースが強く、その結果としてコーナリング速度が非常に高くなり、ドライバーやクルマへの負担が増えています。しかし、1シーズン戦ってきて、開発陣が目指してきたレーシングカーに近づいていると感じています。GT-Rはオールマイティな速さを発揮できていますし、ライバル勢に引けを取らないパフォーマンスを出せていると思います。その一方で、これまでは信頼性という部分で少し足りない部分もありましたが、この最終戦では万全の体制でレースに臨みたいと考えています。

今回は金曜日にも3時間の公式テストもありますので、そこで最終確認をして、レースに臨みます。ぜひ皆さんも金曜日から始まる最終戦の週末にご注目ください。決勝は簡単なレースにはならないと思いますが、ハンディキャップなしのレースになりますし、ファンの方にとってはスリリングで見ごたえのあるレースをお楽しみいただけるのでは、と思っています。ドライバー、チームが一丸となって、何としてもチャンピオンを奪還しますので、皆さんの応援をよろしくお願いします。