スーパーGT第2戦富士予選、GT500クラスは23号車が今季2戦連続ポール獲得!

スーパーGT第2戦の公式予選が5月3日、静岡県・富士スピードウェイで開催され、開幕戦のリベンジを誓う23号車 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ組が2戦連続でポールポジションを獲得した。

毎年大型連休に開催されるとあって、シリーズ屈指の来場者を数えるスーパーGT第2戦。気候にも恵まれた予選日では、決勝日と見紛うほどの大観衆がサーキットに訪れたなか、公式予選のQ1がスタートする。

セッション開始は、いつもどおり静かなスタート。残り9分で各車が一斉にコースイン。残り7分で17号車 KEIHIN NESX-GTが最後にコースに入った。

 

そのKEIHIN 塚越広大はセッション残り2分、1分28秒184でトップタイムを記録すると、ここから各車の激しいトップタイムの上書き合戦が始まる。

38号車、23号車、37号車が激しくタイムを競い合いながら上位に浮上してくるが、3号車 CRAFT SPORTS DEPOTS MOTUL GT-R 平手晃平が1分27秒499でトップに浮上。Q1最速をマークしてセッションが終了した。
今季から日産に移籍した平手は、初戦に続いてチームに貢献する素晴らしい仕事を務めた。

一方で昨年のディフェンディングチャンピオン、1号車 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴、開幕戦優勝の8号車 ARTA NSX-GT 野尻智紀がQ1で脱落した。

 

迎えたQ2では、セッション残り7分から各車はコースイン。
38号車 ZENT CERUMO LC500 立川祐路が最初に1分27秒秒台のタイムをマークする。しかしすぐさま16号車 MOTUL MUGEN NES-GT 中嶋大祐が更新すると、さらに3号車 フレデリック・マコヴィッキィが1分27秒323でコースレコードを更新する。

しかしこのタイムをさらに伸ばしたのが23号車 MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリだった。ついに26秒台のタイムとなる1分26秒871で異次元のタイムを記録すると、このタイムを誰も超えられず、同車のポールポジションが確定した。ロニーは13回目のポールポジションを獲得し、小暮卓史の記録を抜き、立川祐路に次ぐ単独2位となった。

2番手グリッドには37号車 KeePer TOM’S 平川亮・ニック・キャシディ組が食い込み、GT-Rの牙城を崩した。

3番手グリッドには、12号車 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹/ジェームス・ロシター組が続き、決勝レースでの巻き返しを図る、

なお、Q24番手につけていた3号車だったが、4輪脱輪の判定を受けてタイムが抹消。8番手スタートとなった。

 

■予選ダイジェストは以下の通り

決勝レースは5月4日、13時30分より110周の長丁場で争われる。
毎年ドラマが繰り広げられるロングレースだけに、今季を占う注目の1戦になるだろう。


ニュース提供:STN NEWS MEDIA
写真提供:池田正行