【速報】2016スーパーGT第2戦 富士500KMレース決勝 GT500　NISMOが大逆転優勝

2016スーパーGT第2戦　富士500kmレース決勝が5月3日、静岡県・富士スピードウェイで快晴のもと、開催された。

GT500クラスではポールスタートの12号車カルソニックIMPULのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手が安定してラップを重ね、30周目には2位に19秒以上の差をつけてトップを快走。
しかし雲行きが怪しくなったのは72周目。

100号車TEAM KUNIMITSUの伊沢拓也選手がトヨペットコーナー（100R）でリアタイヤをバーストさせ、コース上にデブリを大量に撒き散らしてしまい、セーフティカーが導入される。
この結果、カルソニックは大量に溜めた2位とのギャップがリセットされてしまう。

さらに負の連鎖は続き、SCによりピットロードクローズの煽りを食らってしまったのは2位を走行していた46号車　S-ROAD MOLAの千代選手。

すでに燃料を消費しており、セーフティカーラン中にペナルティ覚悟のピットインすることになり、90秒ペナルティストップを受け、10位に沈んでしまう。

これにより2位に浮上したのは1号車　NISMOの松田次生選手がカルソニックを猛追。

カルソニックの安田選手は何とかトップをキープして80周目にピットインし、最後をオリベイラ選手に託す。

NISMOは81周目にピットインし、GT最速と評されるピットワークを披露し、オリベイラ選手を抑えてトップでコースに復帰する。

日産勢同士の激しいバトルは15周に及び、96周目に1コーナーでオリベイラ選手はクインタレッリ選手のインに飛び込む。

オーバースピードで白煙を上げるオリベイラ選手に前に出られるもラインをクロスして松田選手も1コーナーを立ち上がるも、次のコーナーに対してインに入ったオリベイラ選手は粘りに粘り、遂にコカコーラコーナーでNISMOをパスし、トップに返り咲く。

その後は2位のクインタレッリ選手との接戦を繰り広げるオリベイラ選手は、残り4周、トヨペットコーナーで、まさかの左リアタイヤをバーストさせてコースオフ。そのままストップしてしまい、リタイヤとなってしまった。

この結果、NISMOがトップでチェッカーを受け、開幕2連勝を果たした。

2位には39号車LEXUS TEAM SARDのヘイキ・コバライネン/平手晃平選手組が入った。

3位には37号車LEXUS TEAM TOM’Sのジェームス・ロシター/平川亮選手組が入った。

その他の結果は以下のとおり。

※晴/ドライ(天候/コース)