スーパーGT第8戦(最終戦)の決勝レースが11月15日(日)、栃木県ツインリンクもてぎで開催され、シリーズのチャンピオンを懸けた戦いが行われた。
チャンピオンの権利を残したのは、CALSONIC IMPUL GT-R、MOTUL AUTECH GT-R、ZENT CERUMO RC-F、S Road MORA GT-R、RAYBRIG NSX CONCEPT-GT100と、PETORONASU TOM’s RC Fの6チームが、王者を目指す挑戦がスタートした。
この6チームのうち、MOTUL AUTECH GT-Rが予選はQ1敗退の12番手と苦しいポジションからのスタートだったが、ロニー・クインタレッリ/松田次生選手組のディフェンディングチャンピオンを髣髴とさせる走りに加え、素早いピット作業で一時はトップに立つ快走を見せた。
結果は2位となったが、ここまでポイントリーダーを死守したCALSONIC IMPUL GT-Rが4位フィニッシュに終わった。
この結果、MOTUL AUTECH GT-Rが2015年SUPER GT 500クラスのチャンピオンを決めた。
レース後、松田次生は「一度は無理かと思ったが、モータースポーツはチェッカーが振られるまでわからないので頑張って良かった」と語った。
GT500クラスは予選でポールポジションだったKeePer TOM’S RC Fが、レース中盤のセーフーティーカ導入により一度は順位を落としたが、ピット後にマシンを引き継いだ平川亮が素晴らしい走りをみせ、首位を奪還、そのままトップチェッカーを迎えた。
GT300クラスはポール・トゥ・ウィンでTOYOTA PRIUS arp GT31号車が終始安定した速さを見せ、レースを制した。
来季SUPER GT SERIES 2016は岡山国際サーキットで4月9日に開幕する。
来シーズンの熱い戦いが今から待ちきれない。
年間暫定スケジュールは以下のとおり
○2016年SUPER GTカレンダー(JAF、FIA申請中)
ラウンド | 日程 | 開催サーキット | 県/国 |
---|---|---|---|
第1戦 | 4月9日、10日 | 岡山国際サーキット | 岡山県 |
第2戦 | 5月3日、4日 | 富士スピードウェイ | 静岡県 |
第3戦 | 5月21日、22日 | オートポリス | 大分県 |
第4戦 | 7月23日、24日 | スポーツランドSUGO | 宮城県 |
第5戦 | 8月6日、7日 | 富士スピードウェイ | 静岡県 |
第6戦 | 8月27日、28日 | 鈴鹿サーキット | 三重県 |
第7戦 | 10月8日、9日 | チャン・インターナショナル・サーキット | タイ |
第8戦 | 11月12日、13日 | ツインリンクもてぎ |
photograph & written by Hiroyuki Masaki
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