今年のニューヨークモーターショーで公開された「NSX GT3」は順調に開発が進んでいるようで、北米のAQURAは同車が走行している模様の画像を新たに公開した。
同車はアキュラブランドから発売されるNSXをベース車両とするレーシングカーで、FIA GT3規格に準拠させることを目指して開発が進められており、早ければ本年秋のFIA-GT3ホモロゲーションを取得、来年のGT3市場への投入を予定しているモデル。
今回発表された画像では、すでに充分な性能を持つNSXに、レーシングマシン然としたフロントカナード、スカートが追加され、発表時に白くラッピングされていた状態とは様変わりし、カーボン素材むき出しの状態でテストされている。
パワートレインには市販モデルのハイブリッドモジュール非搭載の3.5リッターV6ツインターボエンジンのみで、6速シーケンシャルトランスミッションを介して路面にパワーを伝える。
組成が良いNSXだけに、ベース車両のほぼすべてを市販モデルからの流用でまかなえる。
あとはメンテナンス性の向上などの改良が加えられるものとみられる。
今後もあらゆるサーキットで開発を進めていくそうだ。
とはいえ日本のファンの一番気になるところは、スーパーGTへの参戦だろう。
現在で判明しているのは、まずは北米のレースに参戦するということで、そこでの実績を見てから納入を増やすようだ。
ファンならずとも勇ましい同車の姿を見たいものだ。
先に発表された動画はコチラ