2016 AUTOBACS SUPER GT Rd6 第45回 インターナショナル SUZUKA 1000Kmが8月28日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット(全長5807m)で決勝レースが行われた。
真夏の耐久レースを制したのは、38号車LEXUS ZENT RC F立川祐路/石浦宏明選手組が5時間45分34秒230で、今季LEXUS勢初の優勝をもたらした。
予選ではQ2で8番手と振るわなかったが、レース序盤から順調に順位を上げ、最後はトップでゴールした。
2番手には、同じLEXUS RC Fの36号車au TOM’S RC F伊藤大輔/ニック・キャシディ選手組が5時間45分35秒472で、鈴鹿1000km3連覇こそ僅差で逃したのものの、表彰台を獲得した。
38号車と同様に予選ではQ1落ちから、脅威の追い上げで昨年の覇者が今年も表彰台に上がった。
3番手には46号車S Road CRAFTSPORTS GT-R本山哲/高星明誠選手組が、5時間46分49秒334で3位表彰台に上がった。
レース中盤での黄旗区間追い越しにより10秒ペナルティストップを受けてしまったのがゴールまで響いてしまったが、高星選手は前戦の富士ラウンドでの怪我の影響で出場を見送った千代勝正選手の代役をしっかり果たし、素晴らし結果を残した。
レース後のインタビューは以下のとおり
立川祐路選手
こんなに疲れた1000kmレースははじめて。最初から最後までずーっとスプリントのようだった。でも頑張った甲斐があった。スタートから微妙なコンディションだったけど、タイヤ、クルマともに調子が良かった。昨日ボクがミスしてしまったけど、その分をなんとか取り返したかったので、最高の結果で返せて良かった。
石浦宏明選手
(最後に天が降ってきたが)目を疑いました。あんなに降ってくるとは思っていなかった。まさかあと3周、なんとか保ってくれと思っていたけど、全然ダメだった(笑)。昨日の予選からの流れがあったけど、立川選手のファーストスティントの物凄い気迫の走りを見て、ボクもスイッチを入れられた。苦しい場面が続いたけど、立川さんと自分が負けるわけがないと思って最後まで頑張った。
高木虎之助監督
ウチのチームも2年ぶりの勝利。勝因は最初のスタートで(立川選手が)トップまで上がってくれたことかな。
結果は以下のとおり
all text and photograph by HIRO