TOYOTA GAZOO RACING、2017年活動計画を発表

TOYOTA CAZOO RACINGは2月2日、2017年モータースポーツ活動概要を発表した。

これまでスーパーGTにおいてTEAM TOM’S36号車で活躍してきた伊藤大輔選手が同チーム36号車の監督に就任し、ドライバーとしての一線を引くことが発表された。

代わって36号車には中嶋一貴選手がレギュラードライバーとして復帰する。

ただし、同選手権ラウンド2の富士戦ではWECで欠場する中嶋一貴選手に代わって伊藤選手が36号車をドライブする。

また、世界耐久選手権(WEC)には、3台のTS050 HYBRIDを出走させる。

その他の詳細は以下のリリースを参照のこと

 

 

1
2017 年2 月2 日
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
TOYOTA GAZOO Racing、2017 年の活動計画を発表
TOYOTA GAZOO Racing は、2017 年の活動計画を発表した。
トヨタ自動車(株)はモータースポーツ活動をクルマの持つ「夢」や「感動」をお客様にもたらす大切なものと位置づけ、TOYOTA GAZOO Racing の傘のもとで、「もっといいクルマづくり」に向け、人を鍛え、クルマを鍛える活動に取り組むと共に、クルマファン層を広げる活動まで一貫して取り組んでいく。

名称未設定 12

「FIA 世界ラリー選手権(WRC)」には、ヤリスWRC(日本名ヴィッツ)で、18 年ぶりに復帰した。さらに、「FIA 世界耐久選手権(WEC)」、「ニュルブルクリンク24 時間耐久レース」、「全日本ラリー選手権」には、チーム名 “TOYOTA GAZOO Racing” で参戦する。 WEC では、東富士研究所で開発されたハイブリッドシステムを搭載した改良型「TS050 HYBRID」を投入するとともに、第2 戦スパ及び第3 戦ル・マンには3 台体制で参戦し、「ル・マン24 時間レース」初優勝と年間タイトル獲得を目指す。参戦11 年目となる「ニュルブルクリンク24 時間耐久レース」は、「人づくり」の原点に立ち返り、LEXUS RC で参戦する。
米国では、引き続き「NASCAR」に参戦すると共に、南米「ダカールラリー」に参戦するトヨタ車体(株)を支援していく。また、今シーズンよりLEXUS RC F GT3 を米国および日本に供給する。
国内では「SUPER GT」に新たにLEXUS LC500 を投入し、「スーパーフォーミュラ」と合わせてシーズン連覇を目指す。
世界や日本で活躍できるドライバーを育成するためのプログラムとして、ラリーでは「TOYOTA GAZOORacing ラリーチャレンジプログラム」、レースでは「TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)」を行っていく。
より多くの人々にクルマの楽しさを味わっていただき、もっとクルマを好きになっていただくことにも積極的に取り組んでいく。お客様自らが参加し楽しめる「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」、「TOYOTA
GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race」や「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ」の開催をはじめとして、サーキット等でのイベント開催、全国販売店と連携した体感イベントの開催を推進していく。女性にモータースポーツを身近に感じ楽しんでいただくための「TOYOTA GAZOO Racing WOMAN」も引き続き推進する。また、レース、ラリーやイベントの情報からレース、ラリーでの経験を活かして商品化した「GRMN」等の情報まで、Web やSNS を通じてきめ細かく発信していく。
今後も、TOYOTA GAZOO Racing はトヨタ関連会社とともに、モータースポーツ活動を通じて、「もっといいクルマづくり」を進めていくと共に、クルマ好きの気持ちにもっと応えていき、 「クルマファンの拡大」につなげていく。
2
【活動および支援計画概要】

1) FIA 世界ラリー選手権(WRC)
・ ラリーは、TOYOTA GAZOO Racing の「もっといいクルマづくり」を推進するための最高の舞台のひとつであるという考えのもと、今シーズンから18 年ぶりに復帰した。
・ 参戦車両はトミ・マキネン代表のもと、フィンランドを拠点に開発したヤリスWRC (日本名ヴィッツ)。
搭載するエンジンはTMG(Toyota Motorsport G.m.b.H)にて開発した1.6L 直噴ターボエンジンGI4A。
チーム名 TOYOTA GAZOO Racing WRT (WRT:World Rally Team)

チーム総代表 豊田 章男チーム代表 トミ・マキネン(Tommi Mӓkinen フィンランド)
車両 Yaris WRC (全長 4,085mm; 全幅 1,875mm)
エンジン GI4A (1.6L 直噴ターボ 最高出力380 馬力以上)
タイヤ ミシュラン製
No. ドライバー/コ・ドライバー
10
ドライバー ヤリ‐マティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala フィンランド)

コ・ドライバー ミーカ・アンティラ(Miikka Anttila フィンランド)
11
ドライバー ユホ・ハンニネン(Juho Hӓnninen フィンランド)
コ・ドライバー カイ・リンドストローム(Kaj Lindström フィンランド)

2) FIA 世界耐久選手権(WEC)
・ 2012 年より開催されているFIA 公認の世界耐久選手権。
・ ル・マン24 時間レースは第3 戦(6 月17・18日)、富士6 時間レースは第7 戦(10 月15 日)として開催。
・ トヨタは、TMG を本拠にTOYOTA GAZOO Racing として、改良型「TS050 HYBRID」で参戦予定。
・ 第2 戦スパ、第3 戦ル・マンには3 台体制で、他の7 戦には2 台でエントリー申請中。
・ 日本の東富士研究所で開発されたTHS-R(TOYOTA Hybrid System- Racing)は、これまでの四輪回生/力行システムを踏襲しつつ、エンジン、モーター/ジェネレーター、バッテリーの全てを大幅に進化させて臨む。また、この活動で得られたハイブリッド技術は、量産ハイブリッド車へと活かされる。
・ ドライバーは、S.ブエミ、A.デビッドソン、中嶋一貴及びM.コンウェイ、小林可夢偉に新たにJ.M.ロペスを加えた組合せでWEC 全戦に出場予定。 第2 戦スパ、第3 戦ル・マンには、S.サラザン他2 名(未定)も出場予定。
・ タイヤはミシュラン製を使用。
チーム名 車両 No. ドライバー
TOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID
TBD
セバスチャン・ブエミ (Sébastien Buemi スイス)
アンソニー・デビッドソン (Anthony Davidson イギリス)
中嶋 一貴 (Kazuki Nakajima 日本)
TBD
マイク・コンウェイ(Mike Conway イギリス)
小林 可夢偉 (Kamui Kobayashi 日本)
ホセ・マリア・ロペス(José María López アルゼンチン)
TBD
ステファン・サラザン(Stéphane Sarrazin フランス)
TBD
TBD
3

3) ニュルブルクリンク24 時間耐久レース
・ ニュルブルクリンク24 時間耐久レースはTOYOTA GAZOO Racing の 「もっといいクルマづくり」に向けた活動の原点。今年もこのレースへの挑戦を通じて、人とクルマを鍛えていく。
・ 第45 回ニュルブルクリンク24 時間耐久レース (正式名称45. ADAC Zurich 24h-Rennen)は2017 年5 月25 日(木)~28 日(日)に開催される。
・ 2017 年はLEXUS RC(3 年目) 1 台での参戦。 参戦11 年目となる今年は、「人づくり」の原点に
立ち返り、チーム一丸となって昨年からの改善と、更なる性能向上に取り組む。
チーム名 TOYOTA GAZOO Racing
車両/クラス LEXUS RC / SP3T (予定)
主な仕様
エンジン 2.0L ターボ
トランスミッション オートマチックトランスミッション
タイヤ ブリヂストン
ドライバー
井口 卓人(Takuto Iguchi 日本)
松井 孝允(Takamitsu Matsui 日本)
蒲生 尚弥(Naoya Gamo 日本)
社員ドライバー(TBD)

4) NASCAR
・ 米国トヨタ自動車販売(株)およびTRD‐USA Inc.を通じ、引き続きNASCAR のナショナルシリーズ全てに参戦する。
・ モンスターエナジー・NASCAR カップ・シリーズには新型トヨタ カムリを、NASCAR ・エクスフィニティ・シリーズおよびNASCAR・キャンピング・ワールド・トラック・シリーズにはそれぞれ
昨年に引き続きトヨタ カムリ、トヨタ タンドラを投入する。
・ タイヤは全カテゴリー グッドイヤー製を使用。
[モンスターエナジーNASCAR カップ・シリーズ参戦体制]
チーム名 No. ドライバー
ジョー・ギブス・レーシング
(Joe Gibbs Racing)
11 デニー・ハムリン(Denny Hamlin 米国)
18 カイル・ブッシュ(Kyle Busch 米国)
19 ダニエル・スアレツ(Daniel Suarez メキシコ)
20 マット・ケンゼス(Matt Kenseth 米国)
ファーニチャー・ロー・レーシング
(Furniture Row Racing)
77 エリック・ジョーンズ(Erik Jones 米国)
78 マーティン・トゥルーエクス・Jr.(Martin Truex Jr. 米国)
5) 米国IMSA WeatherTech SportsCar Championship
・ 米国トヨタ自動車販売(株)を通じ、米国IMSA WeatherTech SportsCar Championship シリーズGTD クラスに参戦する3GT Racing に、LEXUS RC F GT3 を2 台供給する。
・ タイヤはコンチネンタル製を使用。
チーム名 No. ドライバー
スリージーティーレーシング
(3GT Racing)
14
スコット・プルエット(Scott Pruett 米国)
セージ・カラム(Sage Karam 米国)
15
ジャック・ホークスワース(Jack Hawksworth 英国)
ロバート・アロン(Robert Alon 米国)

4
6) ダカールラリー
・ トヨタ ランドクルーザー200で参戦するトヨタ車体(株)のラリーチームであるTeam Land Cruiser
TOYOTA AUTO BODY (TLC)を支援する。
・ 本年1 月に行なわれた「ダカールラリー2017」では、327 号車が市販車部門で4 連覇を果たし、332
号車も2 位でワン・ツーフィニッシュを達成した。
車両 ドライバー/コ・ドライバー
市販車
部門*1 順位
ディーゼル
クラス*2 順位
総合
順位
1 号車
(ゼッケン327)
ドライバー
クリスチャン・ラヴィエル
(Christian Lavieille フランス)
1 位 1 位 23 位
コ・ドライバー
ジャン・ピエール・ギャルサン
(Jean Pierre Garcin フランス)
2 号車
(ゼッケン332)
ドライバー 三浦 昂(Akira Miura 日本)*3
2 位 2 位 24 位
コ・ドライバー
ローラン・リシトロイシター
(Laurent Lichtleuchter フランス)
*1 市販車部門(ガソリンクラスとディーゼルクラスを合わせたカテゴリー)
*2 TLC は、市販車部門ディーゼルクラスに参戦
*3 トヨタ車体(株)従業員ドライバー(総務部広報室)

 

7) SUPER GT
① GT500 クラス
・ 国内レースのトップカテゴリー。
・ 2017年は、新たに採用される技術規則に合致した新型LEXUS LC500 を投入。
・ LEXUS GAZOO Racing として、TRD を通じ6 チーム・6 台に支援を行う。
クラス チーム名 車両名 No. ドライバー タイヤ
GT
500
レクサス チーム サード
(LEXUS TEAM SARD)
DENSO KOBELCO
SARD LC500
1
ヘイキ・コバライネン
(Heikki Kovalainen フィンランド)
BS
平手 晃平
(Kohei Hirate 日本)
レクサス チーム
ルマン ワコーズ
(LEXUS TEAM
LEMANS WAKO’S)
WAKO’S 4CR LC500 6
大嶋 和也
(Kazuya Oshima 日本)
BS
アンドレア・カルダレッリ
(Andrea Caldarelli イタリア)
レクサス チーム
ウェッズスポーツ バンドウ
(LEXUS TEAM
WedsSport BANDOH)
WedsSport ADVAN
LC500
19
関口 雄飛
(Yuhi Sekiguchi 日本)
YH
国本 雄資
(Yuji Kunimoto 日本)
レクサス チーム
エーユー トムス
(LEXUS TEAM au TOM’S)
au TOM’S LC500 36
中嶋 一貴
(Kazuki Nakajima 日本)
BS
ジェームス・ロシター
(James Rossiter イギリス)
レクサス チーム
キーパー トムス
(LEXUS TEAM
KeePer TOM’S)
KeePer TOM’S
LC500
37
平川 亮
(Ryo Hirakawa 日本)
BS
ニック・キャシディ
(Nick Cassidy ニュージーランド)
レクサス チーム
ゼント セルモ
(LEXUS TEAM
ZENT CERUMO)
ZENT CERUMO
LC500
38
立川 祐路
(Yuji Tachikawa 日本)
BS
石浦 宏明
(Hiroaki Ishiura 日本)
タイヤ=BS:ブリヂストン、YH:横浜ゴム
5
② GT300 クラス
・ GT300 クラスには、ハイブリッドシステムを搭載するトヨタプリウスに加え、新型LEXUS RC F GT3 が
2 台参戦する。
クラス チーム名 車両名 No. ドライバー タイヤ
GT
300
エー・ピー・アール
(apr)
TOYOTA PRIUS
apr GT
30
永井 宏明
(Hiroaki Nagai 日本)
YH
佐々木 孝太
(Kota Sasaki 日本)
TOYOTA PRIUS
apr GT
31
嵯峨 宏紀
(Koki Saga 日本)
BS
久保 凜太郎
(Rintaro Kubo 日本)
エルエム コルサ
(LM corsa)
JMS P.MU LM corsa
RC F GT3
51
中山 雄一
(Yuichi Nakayama 日本)
BS
坪井 翔
(Sho Tsuboi 日本)
SYNTIUM LM corsa
RC F GT3
60
飯田 章
(Akira Iida 日本)
YH
吉本 大樹
(Hiroki Yoshimoto 日本)
タイヤ=BS:ブリヂストン、YH:横浜ゴム
8) 全日本スーパーフォーミュラ選手権
・ 国内フォーミュラレースのトップカテゴリー。
・ TRD を通じ、直列4 気筒2 リッター直噴ガソリンターボエンジン(RI4A)を6 チーム11 台に供給する。
・ タイヤは、横浜ゴム製のワンメイク。
チーム名 No. ドライバー
ピーエムユーセルモインギング
(P.MU/CERUMO・INGING)
1 国本 雄資(Yuji Kunimoto 日本)
2 石浦 宏明(Hiroaki Ishiura 日本)
コンドー レーシング
(KONDO RACING)
3 ニック・キャシディ(Nick Cassidy ニュージーランド)
4 山下 健太(Kenta Yamashita 日本)
スノコ チーム ルマン
(SUNOCO TEAM LEMANS)
7 TBD
8 大嶋 和也(Kazuya Oshima 日本)
ケーシーエムジー
(KCMG)
18 小林 可夢偉(Kamui Kobayashi 日本)
イトウチュウ エネクス
チーム インパル
(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
19 関口 雄飛(Yuhi Sekiguchi 日本)
20 ヤン・マーデンボロー(Jann Mardenborough イギリス)
バンテリン チーム トムス
(VANTELIN TEAM TOM’S)
36 アンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer ドイツ)
37 中嶋 一貴(Kazuki Nakajima 日本)
6
9) 全日本ラリー選手権
・ TOYOTA GAZOO Racing は国内最高峰のラリー選手権に参戦し「もっといいクルマづくり」に向けて人とクルマを鍛えていく。
・ 参戦車両は “TGR Vitz CVT”。 スポーツ制御されたCVT*を実戦に投入し、CVT のモータースポーツにおける可能性を追求。
・ トヨタ社員がエンジニアおよびメカニックとして、車両製作からレース参戦まで一貫して参画。
* CVT(自動無段変速機)
チーム名 参戦車両 ドライバー/コ・ドライバー エンジニア・メカニック
TOYOTA GAZOO
Racing
TGR Vitz CVT
大倉 聡(Satoshi Okura)
/豊田 耕司(Koji Toyota)
トヨタ社員
10) 参加型モータースポーツ
「クルマを操る」「クルマで走りを楽しむ」といったクルマ本来の魅力を楽しんでいただく場を、全国の地域やサーキット等と連携し提供。レース、ラリー両方の分野で参加型モータースポーツへの挑戦を目指す方々に向けた支援を充実させる。
① TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race
主管:トヨタカーズ・レース・アソシエイション(T.R.A.)
・ 2013 年にスタートした86/BRZ Race は、TOYOTA「86Racing」とSUBARU BRZ「RA Racing」だけで競うワンメイクレース。2015 年より“プロフェッショナルシリーズ”と“クラブマンシリーズ”の2シリーズ制を導入している。“プロフェッショナルシリーズ”は、スーパーGT やスーパーフォー
ミュラに参戦経験のあるプロドライバーも多数参加している。“クラブマンシリーズ”は、プロ認定ドライバーは参加出来ず、アマチュアドライバーのみで腕を競い合う。
・ 2017 年も、全国7 つのサーキットで9大会を両シリーズ同時開催する。
・ 今期より、更に参加しやすい環境を整える為“あいおいニッセイ同和損害保険(株)”の協力のもと、専用の自動車保険を用意した。
[TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 開催日程]
月 日 場所 併催大会
Rd.1 4 1-2 ツインリンクもてぎ スーパー耐久
Rd.2 5 7 オートポリス ゴールドカップ
Rd.3 6 3-4 富士スピードウェイ ワンメイク祭り
Rd.4
7
1-2 岡山国際サーキット チャレンジカップ
Rd.5* 29-30 十勝スピードウェイ クラブマンカップ
Rd.6 9 1-2 富士スピードウェイ スーパー耐久
Rd.7
10
9/30-1 スポーツランドSUGO チャンピオンカップ
Rd.8 21-22 鈴鹿サーキット スーパーフォーミュラ
Rd.9 未定 未定 未定 TGRF
* 2レース(Wヘッダー)開催
② TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race
主管:トヨタカーズ・レース・アソシエイション(T.R.A.)
・ Netz Cup Vitz Race は、ヴィッツ「RS Racing」と国内A ライセンスがあれば誰でも参加することができるアマチュアレース。2000 年にスタートし、2017 年には開催18 年目を迎える。全国各地で開催さ
れ、参加者の半数がビギナーレーサーで女性の参加者も多い。2017 年も、北海道・東北・関東・関西・西日本の5 地区7 サーキットで全17 戦とTGRF でGrand Final 戦を開催する。
7
[TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 開催日程]
北海道シリーズ
月 日 場所 併催大会
Rd.1 5 21 十勝スピードウェイ クラブマンカップ
Rd.2 7 30 十勝スピードウェイ クラブマンカップ
Rd.3* 10 15 十勝スピードウェイ クラブマンカップ
東北シリーズ
月 日 場所 併催大会
Rd.1 6 18 ツインリンクもてぎ チャンピオンカップ
Rd.2 7 22-23 スポーツランドSUGO スーパーGT
Rd.3* 9/30‐10/1 スポーツランドSUGO チャンピオンカップ
関東シリーズ
月 日 場所 併催大会
Rd.1 4 15-16 富士スピードウェイ チャンピオンレース
Rd.2 6 3-4 富士スピードウェイ ワンメイク祭り
Rd.3 8 5-6 富士スピードウェイ スーパーGT
Rd.4 9 2 富士スピードウェイ スーパー耐久
関西シリーズ
月 日 場所 併催大会
Rd.1 4 23 岡山国際サーキット チャレンジカップ
Rd.2 7 1-2 岡山国際サーキット チャレンジカップ
Rd.3 9 24 鈴鹿サーキット GSSジャンボリー
Rd.4 10 21-22 鈴鹿サーキット スーパーフォーミュラ
西日本シリーズ
月 日 場所 併催大会
Rd.1 5 7 オートポリス ゴールドカップ
Rd.2 7 15 オートポリス スーパー耐久
Rd.3* 8 27 オートポリス ゴールドカップ
特別戦
月 日 場所 併催大会
Grand Final 未定 未定 未定 TGRF
* 2レース(Wヘッダー)開催
③ TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ
主管:TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ事務局
・ 初めてラリー参戦する方に適した競技で、手軽にエントリーできる日曜日だけのワンデイラリー。
国内B ライセンスがあれば誰でも参加可能というエントリーのしやすさが魅力で、多くの方に参加いただけるよう全国各地で全12 戦を開催。
[TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ 開催日程]
東シリーズ
月 日 場所 オリジナル戦*1/カップ戦*2
Rd.3 4 23 木曽(長野県) カップ戦
Rd.5 6 18 陸別(北海道) カップ戦
Rd.6 7 16 弘前(青森県) カップ戦
Rd.7 8 6 渋川(群馬県) オリジナル戦
Rd.9 9 10 福島(福島県) オリジナル戦
8
西シリーズ
月 日 場所 オリジナル戦*1/カップ戦*2
Rd.1 4 2 富士山すその(静岡県) オリジナル戦
Rd.2 4 9 唐津(佐賀県) カップ戦
Rd.4 6 4 恐竜 勝山(福井県) オリジナル戦
Rd.8 8 27 丹後半島(京都府) カップ戦
Rd.10 10 8 高岡 万葉(富山県) カップ戦
Rd.11 10 22 四国(高知県) カップ戦
特別戦
月 日 場所 オリジナル戦*1/カップ戦*2
Rd.12 11 5 新城(愛知県) カップ戦
*1 オリジナル戦:TOYOTA GAZOO Racing による単独開催
*2 カップ戦 :全日本ラリー、地区戦などに併催しての開催
④ TOYOTA GAZOO Racing Waku-Doki ドライビング! サーキットを走ろう!/TOYOTA GAZOO Racing SPORT DRIVING LESSON
・ クルマの「走る」、「曲がる」、「止まる」の基本操作から、よりハイレベルで実戦的なドライビングテクニックまで、自分のレベルに合わせて学べるレッスンプログラムを今年も開催。
・ スポーツ走行初心者向けの「サーキットを走ろう!」は全国各地のサーキットで14回開催。
・ スポーツ走行の更なる上達や、ワンメイクレース・ラリーなどへの参戦を目指すお客様のためのステップアッププログラムとして、「スポーツドライビングレッスン」も、全国のサーキットで9回開催。
・ また、東京お台場にあるメガウェブではフルブレーキやスラローム走行などを体験できるプログラムを開催し、より手軽にモータースポーツ体験ができる。
a. フルブレーキ/スラローム体験
クルマの「走る」、「曲がる」、「止まる」に伴う挙動が体感できるプログラム
b. サーキットを走ろう!
本格的なサーキット走行体験プログラム
c. スポーツドライビングレッスンNetz Cup Vitz Race、86/BRZ Race 参戦などに向けたステップアップのためのレッスンプログラム「ワクドキ ドライビング!フルブレーキ/スラローム体験」は、メガウェブでの随時開催
日程は、メガウェブのホームページ参照。http://www.megaweb.gr.jp/article/wakudoki_driving/
[ワクドキ ドライビング!サーキットを走ろう!、スポーツドライビングレッスン開催日程]
時期 場所 内容 時期 場所 内容
4 月18 日(火) 岡山国際サーキット b 9 月 8 日(金) スポーツランドSUGO c
5 月 9 日(火) 富士スピードウェイ(モビリタ) b 9 月16 日(土) エビスサーキット b
5 月15 日(月) 富士スピードウェイ c 9 月18 日(月) 十勝スピードウェイ b
5 月20 日(土) ツインリンクもてぎ b 10 月17 日(火) 鈴鹿サーキット b
6 月 6 日(火) 筑波サーキット b 10 月31 日(火) 筑波サーキット c
6 月20 日(火) 岡山国際サーキット c 11 月 2 日(木) ツインリンクもてぎ c
6 月24 日(土) TS タカタサーキット b 11 月17 日(金) 鈴鹿サーキット c
7 月 8 日(土) スポーツランドSUGO b 調整中 オートポリス(1回目) b
7 月30 日(日) 阿讃サーキット b 調整中 オートポリス(2回目) b
8 月11 日(金) 日本海間瀬サーキット b 調整中 オートポリス(1回目) c
8 月28 日(月) 富士スピードウェイ(ショート) b 調整中 オートポリス(2回目) c
8 月29 日(火) 富士スピードウェイ c
9
11)ドライバー育成
① TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラム
・ 世界を舞台に活躍できる若手ラリードライバーの育成を目的とし、2015 年より開始したプログラム。
・ 2015 年のオーディションで選ばれ、欧州での参戦・トレーニングを行ってきた勝田・新井両選手が、本年もトミ・マキネン氏の協力のもと、欧州での活動を継続する。 2017 年はR5 車両でのWRC2 クラスの参戦を中心に14 戦に出場し、実戦を通して世界に通用する技術とメンタルを鍛えていく。
・ 2017 年より、コ・ドライバーの育成も開始する。
・ 全日本ラリー選手権で4 年連続チャンピオンという経歴を持ち、これまでTOYOTA GAZOO Racing と共に日本国内でのラリー競技の盛り上げにも貢献してきた足立さやか選手が、更なるステップアップを目指し、フィンランド国内選手権へシリーズ参戦する。
② TDP (トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)
・ 世界および日本のトップカテゴリーで活躍できるレーシングドライバーの育成を目的としたプログラム。
・ 才能ある人材を発掘し、それぞれが実力に応じてステップアップできるシステムを展開。
・ 平川選手が引き続きEuropean Le Mans シリーズに参戦予定。
・ 昨年FIA-F4 でチャンピオンとなった宮田選手が、全日本F3 にステップアップし参戦。
[2017 年TDP 育成ドライバー]
ドライバー カテゴリー チーム名 備考・昨年の戦績
平川 亮
(Ryo Hirakawa)
SUPER GT (GT500)
レクサス チーム キーパー トムス
(LEXUS TEAM KeePer TOM’S)
・SUPER GT GT500
《シリーズ9 位》
・European Le Mans シリーズ
European Le Mans Series TBD 《シリーズ 5 位》
山下 健太
(Kenta Yamashita)
全日本スーパー
フォーミュラ選手権
コンドー レーシング
(KONDO RACING)
・全日本F3 選手権
《チャンピオン》
SUPER GT (GT300)
ビバック チーム ツチヤ
(VivaC team TSUCHIYA)
坪井 翔
(Sho Tsuboi)
全日本F3 選手権
チーム トムス
(TEAM TOM’S)
・全日本F3 選手権
《シリーズ3 位》
SUPER GT (GT300)
エルエム コルサ
(LM corsa)
宮田 莉朋
(Ritomo Miyata)
全日本F3 選手権
チーム トムス
(TEAM TOM’S) ・国内FIA-F4 選手権
《チャンピオン》
国内FIA-F4 選手権
トムススピリット
(TOM’S SPIRIT)
ドライバー コ・ドライバー
勝田 貴元(Takamoto Katsuta 日本) マルコ・サルミネン(Marko Salminen フィンランド)
新井 大輝(Hiroki Arai 日本) グレン・マクニール(Glenn MacNeall オーストラリア)
ドライバー コ・ドライバー
ヤルッコ・ニカラ(Jarkko Nikara フィンランド) 足立 さやか(Sayaka Adachi 日本)
10
[TDP出身ドライバーの2017年活動]
ドライバー カテゴリー チーム名
中嶋 一貴
(Kazuki Nakajima)
FIA世界耐久選手権(WEC)
トヨタガズーレーシング
(TOYOTA GAZOO Racing)
SUPER GT (GT500)
レクサス チーム エーユー トムス
(LEXUS TEAM au TOM’S)
全日本スーパーフォーミュラ選手権
バンテリン チーム トムス
(VANTELIN TEAM TOM’S)
小林 可夢偉
(Kamui Kobayashi)
FIA世界耐久選手権(WEC)
トヨタガズーレーシング
(TOYOTA GAZOO Racing)
全日本スーパーフォーミュラ選手権
ケーシーエムジー
(KCMG)
石浦 宏明
(Hiroaki Ishiura)
SUPER GT (GT500)
レクサス チーム ゼント セルモ
(LEXUS TEAM ZENT CERUMO)
全日本スーパーフォーミュラ選手権
ピーエムユーセルモインギング
(P.MU/CERUMO・INGING)
平手 晃平
(Kohei Hirate)
SUPER GT (GT500)
レクサス チーム サード
(LEXUS TEAM SARD)
大嶋 和也
(Kazuya Oshima)
SUPER GT (GT500)
レクサス チーム ルマン ワコーズ
(LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S)
全日本スーパーフォーミュラ選手権
スノコ チーム ルマン
(SUNOCO TEAM LEMANS)
国本 雄資
(Yuji Kunimoto)
SUPER GT (GT500)
レクサス チーム ウェッズスポーツ バンドウ
(LEXUS TEAM WedsSport BANDOH)
全日本スーパーフォーミュラ選手権
ピーエムユーセルモインギング
(P.MU/CERUMO・INGING)
中山 雄一
(Yuichi Nakayama)
SUPER GT (GT300)
エルエム コルサ
(LM corsa)
(ドライバーの国籍は全て日本)
■FTRS (フォーミュラトヨタ・レーシングスクール)
・ 世界および日本のトップカテゴリーにおいて活躍できるレーシングドライバーの発掘・育成と正しいドライビング教育によるモータースポーツ底辺の健全な拡大を目的に実施。
・ 本コース受講者の中から、優秀で将来性の見込めるドライバーに対し次年度以降のレース参戦の支援を行っていく予定。
【2017 年 FTRS 実施日程は未定】
■国内FIA-F4 選手権
・ エントリークラス フォーミュラ・カテゴリーとして開催される国内FIA-F4 選手権シリーズに参戦する若手ドライバーを支援。
・ 7 大会14 戦開催予定。

11
12)5 大陸走破プロジェクト
・ 2014 年に「豪州走破プロジェクト」からスタートした5 大陸走破プロジェクトは、モータースポーツ活動の思想を根幹とした「TOYOTA GAZOO Racing」の傘の下、従業員自らが世界中の多種多様な
道を走行し、その体験を通じてテストコースでは得られない「もっといいクルマづくり」と、それを支える「人づくり」に取り組む活動。東京五輪開催の2020 年を一つのマイルストーンとして継続的な活動
を実施している。
・ 2015 年の北米に続き、2016 年は南米大陸で実施。日本と現地事業体の従業員約110 名が計7ヵ国、約20,000kmの道を走破。南米ならではの熱帯の泥濘路や標高5,000m を超える高地山岳路
のほか、ダカール・ラリーのコースにもなっている砂丘などでも走行を実施。
・ 第4 弾となる今年は、欧州大陸を走破予定。計20 ヵ国以上、約20,000km の走行をおよそ3 ヵ月にわたり実施予定。多様な文化や風土を感じながら、アウトバーンでの高速走行や石畳の市街地、
山岳地など、様々な道を走破する中で、自動車文化発祥の地であり、自動車先進国である欧州で、今年も「もっといいクルマづくり」に繋がるものを学んでいく。
実施年 走破大陸 走破距離 走破日数
2014 年 豪州 約20,000km 72 日間
2015 年 北米 約28,000km 109 日間
2016 年 南米 約20,000km 84 日間
2017 年 欧州 約20,000km(予定) 約3 ヵ月間(予定)

13)クルマ好き・クルマファンとの交流の場づくり
・ 実物のクルマを前に、クルマ好き同士がクルマの夢や希望、楽しさについて語り合う場所や機会を広げる取り組みを推進する。
① 「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL」
レースカーから自慢の愛車まで、様々なクルマが集うクルマ好き、クルマファンの祭典。本年も開催を予定。
② 「TOYOTA GAZOO Racing Park」
クルマファンの裾野拡大を目指し、「子供から大人まで、クルマを楽しめること」をコンセプトに、モータースポーツの魅力を取り入れたコンテンツを取りそろえたイベントを開催する。
③ 「TOYOTA GAZOO Racing WOMAN」
女性にモータースポーツを身近に感じ、楽しんでもらいたい、またモータースポーツに挑戦する女性を応援したいという想いで立ち上げたプロジェクト。昨年実施のレーサーフィット*を始めとして、女性に興味を持っていただける体験コンテンツを多数用意したイベントを実施する。
* レーシングドライバーのトレーニング方法を追及して生まれたビューティー・メソッド
④ 国内カスタマイズカーショーへのTOYOTA GAZOO Racing ブース出展
毎年1~3月に開催される東京オートサロンなどのカスタマイズカーショーにTOYOTA GAZOO Racingブースを出展し、クルマ好き・クルマファンとの交流を図るとともに、お客様の声を商品企画に反映する。