D1GP第5戦、藤野秀之が単走・追走ダブルウィン

D1グランプリも終盤戦を迎える「GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.5」が8月19日、福島県・エビスコース南で開幕し、午前に単走決勝・追走決勝が開催された。D1グランプリも終盤戦を迎える「GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.5」が8月19日、福島県・エビスコース南で開幕し、午前に単走決勝・追走決勝が開催された。

午前に行われた単走決勝では、朝方まで降り続いた雨の影響によってウェットコンディションでウォーミングアップランが行われたが、単走決勝が行われるまでに路面状況は徐々に改善していき、ほぼドライコンディションにまで回復。

単走決勝では、日比野哲也や齋藤太吾、末永正雄など実力選手が一発でスコアを出せずに敗退する波乱が起きる中、横井昌志が98.73をマークする好走を見せ、トップに躍り出る。

この得点には川畑真人をはじめとしたシード選手は得点を更新することが出来ず。しかし迎えた最終走者の藤田秀之は、「練習では(エビス名物の)壁が怖くて飛べなかった」が、メカニックによるマシンの熟成によって、高い車速で突っ込むことができ、その後の走りも円熟味を増すコントロールによって横井を撃破、単走優勝を果たした。

単走決勝 結果

Pos. Driver Car Best Score1

藤野 秀之 RPS13 99.022
横井 昌志 S15 98.733
岩井 照宜 NA6CE 97.954
今村 陽一 ZN6 97.905
松井 有紀夫 FD3S 97.876
木口 健治 C33 97.727
中村 健一 JZX110 97.728
川畑 真人 R35 97.60
▲ 以上 1本目上位8名
▲Pos. Driver Car Best Score9
寺町 邦彦 S15 97.9010
末永 直登 S15 97.8111
小橋 正典 SXE10 97.6212
畑中 真吾 JZX100 97.6113
時田 雅義 ZN6 97.5314
松川 和也 AE85 97.1915
平島 明 S15 97.1116
高山 健司 GRS191 96.98
▲ 追走決勝トーナメント進出 ▲

上野 高広 JZZ30 96.60
田中 省己 S15 96.46
日比野 哲也 AP1 96.432
藤 太吾 X245A 96.27
村山 悌啓 S14 95.43
末永 正雄 R35 94.94
手塚 強 ZN6 94.88
高橋 和己 JZX100 93.58

 

午後を迎え、追走決勝トーナメントが開催されると、エビスサーキットは濃霧に包まれ、視界不良によってマシンの走行が出来ない状態でセッションがディレイする。

約30分遅れで開催された同トーナメントでは、若手の小橋正典がレンタルマシンながらキラリと光る走りで末永直登、平島明を次々と撃破し、決勝進出を果たした。

しかしここに立ちはだかったのが、午前の単走決勝でも優勝を果たした藤野寛之だった。

小橋は1本目、先行の藤野をキッチリ捉えていたものの、1コーナー先でスピンを喫してしまい、藤野が大きくアドバンテージを得る。

先行後行を入れ替えて迎えた2本めでは、藤野が危なげない走りで小橋について行き、単走優勝に続いて追走トーナメントでも勝利を掴み、完全優勝を果たした。

3位には今村陽一が食い込んだ。

今回から新規に投入されたダンロップの「DIREZZA 0G」のためにタービンを大型化し、セッティングを見直して臨んだ結果、「自分好みのマシン」に仕上がった事が奏功した。