スーパーGT第5戦、予選GT300クラスはHOPPY86MCがポール獲得

写真提供:正木寛之

2018 スーパーGT第5戦「FUJI GT 500mile RACE」が8月4日、静岡県・富士スピードウェイで開幕し、公式予選が開催された。

GT300クラスでは、25号車HOPPY 86 MC 松井孝允/坪井翔/近藤翼組がポールポジションを獲得した。



太陽がサーキットを照らし、31度と夏真っ盛りの気温で迎えた公式予選は、時折雲が太陽を隠すものの、概ね晴れの天気で迎えた。

 

GT300クラスの予選Q1では、777号車 CARGUY ADA NSX GT3 横溝直輝が1分38秒364でトップタイムを記録すると、25号車 松井孝允、55号車 ARTA BMW M6 GT3 ショーン・ウォーキンショー、朝の公式練習でトップタイムをマークした10号車 GAINER TANAX triple a GT-R 星野一樹がこれを上回ってくる。25号車が更にタイムを更新すると、星野も残り3分で自身のタイムを更新し、2番手につける。
タイムアタックを終了したマシンがピットに引き上げる。

チェッカーが振られたタイミングで2号車 シンティアム・アップル・ロータス 加藤寛規が1分38秒030でトップタイムを記録し、Q2進出を決めた。
富士ではGT3有利というのが定説だったが、MC勢も含めてJAF GT勢のほとんどのチームがQ2進出を果たした。

そして迎えた予選Q2では、65号車と25号車の白熱したアタック合戦が繰り広げられたが、最終的に25号車に軍配が上がり、決勝レースをポールポジションからスタートすることとなった。
なお、Q2を担当した坪井翔は、GT300クラス初のポールポジションを獲得した。

フロントロー2番手を獲得したのは55号車ARTA M6 GT3 高木真一/ショーン・ウォーキンショーだった。
第2戦富士でも勝利を収めているペアだけに、明日の決勝レースで巻き返しを図る。

3番手には10号車 GAINER TANAX triple a GT-R 星野一樹/吉田広樹が続いた。

ポールポジションこそJAF GTの25号車が獲得したものの、その背後2-5位にはFIA GT3勢が揃い、長丁場のレースで虎視眈々と上位進出を狙っている。

■予選ダイジェストは以下の通り

 

決勝レースは8月5日、13時30分からスタートし、800マイル(177周)の長丁場で争われる。
ボーナスポイントが加わる大切なレースとあって、各陣営は絶対にほしい1戦となる。