スーパーGT第2戦富士、GT300クラスはARTAがポール獲得　高木は13度めのポール獲得で最多ポールタイ記録に |

2018 スーパーGT第2戦の予選が5月3日、静岡県・富士スピードウェイで開催された。

この結果、#55 ARTA 高木真一/ショーン・ウォーキンショーがポールポジションを獲得した。
高木は自身13度めのポールポジションで、新田守男の記録に並んでトップタイとなった。

前線を伴った低気圧の通過の影響により、サーキットの朝は豪雨、強風、雷に見舞われた。
朝のセッションが始まる頃には雨は止んだものの、今度は濃霧がサーキットを包み込んだ影響により、スーパーGT公式練習はディレイ。

何度かセーフティカーでのインスペクションランをするも、霧が晴れることはなく、午前の公式練習はキャンセルされてしまう。

しかしピットウォークが開催される頃には天候が急激に回復し、太陽が顔を出す。午後に30分のスケジュールで組み込まれたフリー走行では完全なドライコンディションにまで回復した。
以降、雨雲は路面を濡らすことはなくセッションは進行する。

予選はリスケジュールにより、通常のノックアウト制ではなく、各クラス20分の一本勝負の変則予選となった。
タイヤ選択も1アタック目のQAタイヤ、2アタック目のQBタイヤで、決勝スタートタイヤを抽選で決める方式が採用される。

GT300クラスでは、2セット目に柔らかいタイヤを投入する陣営がほとんどだった。

セッション残り5分、#0 グッドスマイルレーシング初音ミク　片岡龍也が1分36秒850でトップに立つ。

しかし残り1分で高木が1分◯秒◯でトップタイムを更新すると、セッション終了まで順位を守りきってポールポジションを決めた。

マシンの素質とトラックが合っていると語った高木は、2種類のタイヤスクラブをフリー走行で施し、2本めのアタックに使ったタイヤがコンディションにマッチしたと語り、先にタイムを出していたグッドスマイルレーシングやSYNTIUM Apple Lotusなどを押しのけてトップに立った。
なお、高木は13回目のポールポジション記録を達成し、新田守男の最多ポールポジション獲得記録に並んだ。