2018 スーパーGT第4戦が6月30日から7月1日、今季唯一の海外戦としてチャン・インターナショナル・サーキット(タイ)で開催された。
GT300クラスでは、予選4番手からスタートした11号車 GAINER TANAX GT-R 平中克幸/安田裕信組が今季初優勝を飾った。
決勝レースでは、ポールポジションからスタートした65号車 LEON CVSTOS AMGだったが、スタートからペースを上げることができずに2番手スタートの21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMS、3番手スタートの55号車 ARTA BMW M6 GT3にパスされ、順位を落としていく。
トップの21号車と2位の55号車が3位以下を突き放す走りで周回を重ねていくが、迎えた23周目、トップをゆく21号車 リチャード・ライアンにトラブルが降りかかる。
GT500クラスのバトルに巻き込まれ、バランスを崩してコースオフした24号車と接触してしまい、そのまま緊急ピットイン。
このピット作業をルーティンに切り替え、給油とタイヤ交換をこなしてコースに復帰しようとした矢先、エアジャッキが下がらないトラブルが発生してしまい、大きくタイムロスして順位を大幅に落とし、戦線離脱する。
変わって55号車がトップに立つが、29周目にピットインしてコースに復帰すると、次の週に11号車 GAINER TANAX GT-Rがピット作業を済ませると、トップが入れ替わって55号車は2番手に順位を下げてしまう。
更に55号車は、レース終盤の残り3周で、31号車との接戦をしている間に左リアタイアにトラブルが発生。
マシンから白煙が上がり、パンクチャによって再度緊急ピットインを余儀なくされ、タイヤ交換を済ませてコースに復帰したが、11位にまで順位を落としてしまった。
このトラブルによってトップの11号車は逃げ切りに成功し、18年型のGT-R NISMO GT3に今季初優勝をもたらした。
レース後半では、予選14番手からスタートした31号車 TOYOTA PRIUS apr GTが65号車、60号車 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3を次々とパスして上位に進出し、2位チェッカーを受けた。
トップ10で唯一のJAF-GTマシンで上位進出を果たした。
3位には、予選16番手の60号車が、スタートから4つ順位を上げる好スタートを決め、その後も前をゆくマシンを着実にパスして表彰台を獲得した。
18歳の宮田莉朋は、スーパーGT参戦初年度に表彰台を獲得した。
■その他の結果は以下の通り
【編集中】
■レースダイジェストは以下の通り
次戦第5戦は8月4-5日(土-日曜)、静岡県・富士スピードウェイで開催され、500マイルの長距離でレースが争われる。