2015年スーパーフォーミュラ第7戦が2015年11月7日、三重県・鈴鹿市で開幕した。
今回のレースが2015年スーパーフォーミュラ最終戦となり、チャンピオン争いにも決着がつくレースとあって注目の一戦だ。
第7戦は2レース制のため、予選Q1でのタイムがレース1のグリッド順位となり、Q3の結果がレース2のグリッド順位となる。
チャンピオン争いは、第6戦までのポイントリーダー・石浦宏明選手(P.MU/CERUMO・INGING)、それを猛追する昨年の覇者・中嶋一貴選手(PETORONASU TEAM TOM’s)、さらには逆転でのチャンピオンを狙うジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手(LENOVO TEAM IMPUL)、アンドレ・ロッテラー選手(PETORONASU TEAM TOM’s) の4人に絞られた。
レース1のグリッドを決める予選Q1の結果はアンドレ・ロッテラーが1’38’345でトップを獲得し、チャンピオン争いに逆転の望みを繋いだ。
photograph by Hiroyuki Masaki
レース2のグリッドを決めるQ3の結果は、鈴鹿を得意とする山本尚貴選手(TEAM 無限)がジリジリとタイムを詰め、1’37’963でレース2のポールポジションを手に入れた。
山本選手は「(このレースをもってスーパーフォーミュラから撤退する)ブリヂストンタイヤで最後の予選タイムアタックでポールポジションを撮れたのは非常に嬉しい」と語った。
photograph by Hiroyuki Masaki
チャンピオンに一番近い男、石浦宏明はレース1を2番手から、レース2を5番手からスタートとなり、安心できる状況ではない。
決勝では厳しい重圧との戦いが予想され、真価が問われるレースになるだろう。
photograph by Hiroyuki Masaki
ポイントランキング2位につける中嶋一貴は、レース1は5番手、レース2は4番手からのスタート。
いまひとつ調子に乗りきれない中嶋選手は、ぎりぎりまでマシンのセッティングを調整してトライしていたが、復調には至らずに苦しいスタートポジションとなった。
得意のスタートでの巻き返しができるのかが明日のレースのポイントになりそうだ。
photograph by Hiroyuki Masaki
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラはレース1を7番手、レース2を6番手からスタートとなり、チャンピオン争いから確実に一歩遅れをとってしまった形で予選を終えた。
こちらもロケットスタートを決めて上位に食い込めるかが明日の決勝の見どころとなる。
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なお、予選Q1およびQ3の結果は以下のとおり。
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2015全日本選手権スーパーフォーミュラ最終戦JAF鈴鹿グランプリ。予選サマリー動画を掲載しました。
Posted by 全日本選手権スーパーフォーミュラ on 2015年11月7日