2015年 全日本選手権スーパーフォーミュラ 最終戦が11月8日、三重県・鈴鹿サーキットで決勝レース2が28周162.596kmで行われた。
フォーメーションラップを終えてグリッドに着いた時、小林可夢偉選手のフロントブレーキから発火するトラブルでエクストラフォーメーションラップになったものの、その後は無事にレースはスタート。
ポールポジションからスタートした山本尚貴選手(TEAM 無限)がトップをキープしたまま1コーナーへ。
2位には4位グリッドから中嶋一貴選手(PETORONASU TEAM TOM’s)が今回も会心のスタートを決めてチャンピオンシップに望みをつなげる。
ポイントリーダー、石浦宏明選手(P.MU/CERUMO ・INGING)は7位グリッドから1つ順位を上げて6位に浮上。
さらに上位陣がトラブルやコースオフで順位を上げ、11周目には4位に浮上していく。
このあたりからレースは膠着しだし、中嶋一貴選手は山本選手にジリジリと引き離され、8周目には約5秒差、20周目には7秒差まで広げられる。
このままファイナルラップを迎え、山本尚貴選手が今季初、HONDA勢にとっても今季初のポールトゥウインを果たした。
山本選手のコメント
「なかなか表彰台にすら上がれない厳しいシーズンでしたが、最終戦で勝てて、チームやファン、スポンサーに感謝を伝えたい。
どうしても勝ちたかったので、ピットウォークなどでも時間が取れなくてファンには申し訳なかったが、ブリジストン最後の(レースとなる)予選、決勝で勝てて本当に嬉しい」
この結果を受け、石浦選手が2015年チャンピオンを確定させた。
シリーズチャンピオン 石浦選手のコメント
「初めてのチャンピオンをかけたレースで、さらにウェットコンディションで強いプレッシャーになった。しかしスタートしてみると前も後ろもいないラッキーな展開で走れた。残り10周はチームのみんなのことを考えていたら楽しく走れた」
【24:00追記】
DRIVER STANDINGS
1 石浦宏明 51.5pts
2 中嶋一貴 45.5pts
3 アンドレ・ロッテラー 40pts
4 J.P.de.オリベイラ 34pts
5 山本尚貴 26pts
6 小林可夢偉 20pts
7 野尻 智紀 19pts
8 平川亮 13pts
9 国本雄資 7.5pts
10中嶋大祐 7pts
サマリーは以下のとおり