2016年スーパーGT開幕戦が岡山県・岡山国際サーキットで決勝を迎えた。
レースは序盤から安定し、GT500ではポールスタートの37号車 KeePer TOM’S RC F ジェームス・ロシター選手が2位とのギャップを作ることに成功。単独走行に。
しかし28周目に3位を走っていた1号車 MOTUL AUTECH GT-Rロニー・クインタレッリ選手が2位の6号車 WAKO’S 4CR RC Fをバックストレートエンドでパス、この後もトップを猛追し、36周目、ついにKeePerに追いつく。
このタイミングでKeePerはピットインし、平川選手にチェンジ。
NISMOは39周目にピットに入り、松田選手にチェンジ。アウトラップを守り切ってトップ浮上。そのままゴールとなった。
レース終盤、2位を走るKeePer平川選手は46号車 S Road CRAFTSPORTS GT-R千代選手にも追いつかれるが、岡山国際サーキットを熟知する平川選手がオーバーテイクポイントをことごとく潰す走りを見せ、若手バトルを僅差で制して2位を獲得した。
このレースでGT500デビューの千代選手は、コース外にタイヤに落とすなど激しいアタックを覗かせ、今年の活躍を予感させる3位入賞を果たした。
枚膜線で他を圧倒するレースを展開したNISMO、史上初の3シーズン連続チャンピオンに向けて、この上ないスタートを切った。
なお、会に沈んでしまったHONDA NSX勢の苦戦が気になるところで、次戦まで調子をあげられるかが気になる結果となった。
その他の順位は以下のとおり
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