2016全日本選手権スーパーフォミューラ第1戦の決勝レースが2016年4月24日(日)、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催された。
レースはポールスタートの山本尚貴選手が1コーナーに真っ先に進入。
国本雄資選手も2位を守ってスタートを切るが、3位グリッドの関口雄飛選手がスタートを失敗し、昨年GP2チャンピオンのストフェル・バンドーン選手に前に行かれてしまう。
トップを行く山本選手は、11周めには2位との差を約5秒に広げ、他を寄せ付けない強さを見せてレースは進行。
上位陣では4位を走っていた塚越広大選手が26周目にピットインし、タイヤ交換せずにピットアウト。
これを受けて3位を走行するバンドーン選手や2位の国元選手が続々とピットインし、タイヤ無交換の給油のみでピットアウトする。
トップを行く山本選手は38周目にピットイン。給油のみを行ってピットアウトする際に1速に入らないトラブルが出るも、数秒のロスでピットアウト。
山本選手はそのままチェッカーまでトップをキープし、2位とは最大12秒差を付けて今季開幕戦を優勝で飾った。
2位には着実なレース運びを見せた国元選手が滑り込み、トヨタ陣営最高位に入った。
3位には昨年のGP2チャンピオンでF-1帰りのスーパールーキー、バンドーン選手(写真右)がデビュー戦で表彰台を獲得した。
表彰台はフレッシュな3人が締める結果となり、今季の戦いの行方を占うレースとなった。
山本選手のコメント
「スタートを決めることができれば優勝を狙えると思っていた。とはいえヨコハマタイヤで250kmというロングスティントを走っていなかったので、タイヤが持つか不安だったが、エンジンもタイヤも最高だった。金曜から最悪なスタートを切ったが、結果的に努力の甲斐があって優勝出来たのが嬉しい。九州では震災の影響で苦労されている人がいますが、みなさんの力に慣れるような走りを今後も続けたい」
決勝ダイジェストムービー
その他の結果は以下のとおり
次回のスーパーフォーミュラ第2戦は、5月28-29日に岡山国際サーキットで開催される。
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