先日の岡山ラウンドで開幕を切った本年のスーパーGTシリーズ。開幕戦で勢いに乗ったのは史上初の三連覇を狙う1号車NISMO GT Rだった。
そしていよいよゴールデンウィークが近づくと、早くも同シリーズ第2戦富士スピードウェイ500kmレースが開催される。
これまで富士スピードウェイでは日産勢が得意としてきたコースで、昨年も佐々木大樹選手が激しい追い上げで優勝をかっさらっていったのは記憶に新しい。
そんな富士スピードウェイでの第2戦、実は大きな節目を迎えるべく開催を控えている。
それは「来場者10万人突破なるか」ということ。
2013年80,100人、2014年89,400人、2015年91,500人と快調に入場者数を伸ばしてきた富士500kmレースにおいて、今年は達成困難とみられていた10万人が見えてきたイベントに成長している。
かつてはスポーツカーを中心とした、やや尖った感がある来場者が目立ったものだが、昨今では家族連れやカップル、さらには初音ミクやエヴァンゲリオンを全身にまとった痛車などに代表されるキャラクター人気による新しいファン層の獲得が著しいスーパーGTだけに、決して不可能ではない目標となっている。
富士500kmはゴールデンウィーク開催ということや、都心などからのアクセスが容易なこと、土曜から日曜にかけてコースは終日オープンとなり、家族連れや仲間などでのキャンプも可能で、これらが複合的に作用してスーパーGTシリーズにおいてもっとも注目度の高い大会に成長している。
昔はレースも見てたっけな、なんて向きの方にも、改めてスーパーGTの手に汗握る接戦の素晴らしさを再発見できるシリーズだ。
注目度の高いイベントだけに、各ドライバー、チームともに熱のこもった一戦を堪能できること間違いなし。
一部のチケットは売り切れも出ているが、まだまだ前売り入場券や当日券の入手は可能となっているので、ゴールデンウィークをサーキットで過ごしてみる計画の立案なんていかがだろうか。
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