2016MFJ全日本ロードレース選手権 第3戦 inもてぎ

2016 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 スーパーバイクレースinもてぎが、5月28日(土)、29日(日)に栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

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全クラスそろっての開催が今シーズン初となる今大会。
シーズン序盤ながらも、JSB1000クラスをはじめ、J-GP2、ST600、J-GP3の各クラスとも年間チャンピオンの座を巡り熾烈な争いが繰り広げられた。

 

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JSB1000
レースは絶妙のスタートを切った中須賀克行がホールショットを奪った。その後を追い柳川明、渡辺一樹、津田拓也らが続く。
気温29度、路面温度は49度という急激に気温が上がる中このレースウィークで最も厳しいコンディションとなった。
中須賀の後方、単独2番手走行の#87柳川に、#7野左根、#12津田、#26渡辺一樹が近づき、12周目には約1秒の中にこの4台がひしめき過酷な2位争いが展開された
中須賀は独走状態となり、終わってみれば20秒のアドバンテージを作って、自身30勝目を完璧なポールtoウィンで締めくくった。激しかった2位争いは、最終ラップを前に、渡辺一樹、野左根、津田の3台で争われたが、最終ラップで狙っていたという津田がインフィールドで立て続けに2台をパス、2位を獲得した。3位には野左根と言う結果となった。

中須賀を止めるライバルは現れるのか・・・

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J GP2
レースは、予選2番手の関口太郎が好スタートを決めてホールショットを奪うも、生形秀之もそれに続く。
関口は序盤トップをキープする好走を見せ、生形もそれを追うが、4周目には渥美が、そして三原壮紫、岩崎哲朗までも転倒。上位陣はサバイバルレースの様相を呈していく。
中盤になると生形のマシントラブルで水野が2位に浮上、3位集団となった生形、浦本、國峰琢磨、井筒がバトルを展開。ところが、10周目にはトップ争いを展開していた水野も転倒、これで関口の単独トップとなるが、集団から抜け出た浦本が好ペースで関口に迫る。そして15周目のV字コーナーで関口をパス、初めてトップに立つ。その後は好ペースを維持した浦本がトップを守り切って3連勝を飾った。3位争いは、國峰、井筒も転倒、生形がマシントラブルで姿を消し、結局その後ろにいた上和田拓海が3位表彰台を獲得した。

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J GP3
スタートから絶好のダッシュを見せたのは徳留真紀。しかし船田俊希、栗原佳祐、古市右京、伊達悠太らの上位陣がオープニングラップから順位を入れ替えて激しく争う。徳留はトップを維持しながら、レース序盤にファステストラップを更新し続け、ペースを上げ独走状態となった。熾烈な2位争いは栗原を先頭に菊池寛幸、伊達、古市らが周回毎、コーナー毎に順位を入れ替える激しいバトルを展開した。独走状態となった徳留はペースを緩めずに走り切り4年振りとなる勝利を挙げた。2番手争いは、最終ラップを前に再び2番手に浮上した栗原が逃げ切り、3位には菊池が入った。

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ST600
ST600の決勝レースはチャランポン・ポラマイがホールショットを奪い、予選2番手の清末尚樹、3番手岩戸亮介と続く。レース序盤は、この3台に前田恵助を加えた予選上位4名によるトップ争いが展開された。チャランポンがトップをキープし岩戸も付かず離れず、周回を重ねて行く。そしてそのまま最終ラップに突入、ここしかなかった」というポイント、90度コーナーからビクトリーコーナーにかけて、岩戸が仕掛けるが、チャランポンが抑えきり、2013年の開幕戦もてぎ以来、3年振りの優勝を決めた。2位岩戸亮介、3位前田恵助となった。