スーパーGT最終第8戦が11月13日、栃木県・ツインリンクもてぎで決勝レースを迎えた。
GT500クラスでは、#39 DENSO KOBELCO SARD 平手晃平/ヘイキ・コバライネン組がポールスタートから危なげない走りを見せたが、レース残り10周で2位を走る#6 WAKO’S 4CR 大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ選手組の猛追を受け、テールトゥノーズに発展。
それぞれにシリーズチャンピオンがかかる大切なレースになるだけに、両車一歩も引かない息を呑むバトルに突入するも、トップを走るヘイキ・コバライネン選手の落ち着いた走りに分があり、そのまま1時間31分57秒828でチェッカーを受け、今季初優勝を決めた。
この結果、SARDチーム設立後、初めてとなるシリーズチャンピオンを決定させた。
all photos taken by 正木寛之
2位には最期までチャンピオンを猛追した#6 WAKO’S 4CR 大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ選手組がチャンピオンを苦しませる素晴らしい追い上げを見せるも0.472秒差という僅差で一歩届かず、2位チェッカーを果たした。
3位には、こちらもチャンピオンの可能性を残して決勝レースに臨んだ4番手スタートの#19 WEDS SPORT ADVAN 関口雄飛/国本雄資選手組が、今回は上位進出を狙ってフロント2本のタイヤ交換でピット作業を終えるも上位には届かず。さらに一時CALSONIC TEAM IMPULに先行を許すも、再逆転で表彰台の一角を獲得した。国本選手のスーパーフォーミュラに続くスーパーGTでのシリーズチャンピオン奪取までには至らず、悔しい結果に終わった。
レース後のインタビューは以下の通り
ヘイキ・コバライネン選手
「今週末は我々にとってアメージングでいい週末になった。チームのみんなも良いマシンを用意してくれた。初優勝を待ちに待っていたけど、まずは晃平の素晴らしい予選があって、おかげでレースを整えることが出来、良い結果を得られた。タイヤのコンディションがダウンしてきて、終盤に6号車が来てどうなるかと思って見守っていたけど、途中でタイヤをケアして、最期には突き放す作戦に出て上手くいった」
平手晃平選手
「ようやくここに来た。最後に買って終わりたかったのもあったし、SARD始まって以来のチャンピオンを獲れた。ソレをサポートしてくれたTRDさんも素晴らしい車を準備してくれてポールも獲れ、勝てたから感無量です」」
その他の結果は以下の通り
2016年シリーズポイントランキングは以下の通り
【執筆中】