2017スーパーGT開幕戦決勝、GT300クラスは初音ミクが荒れたレースをマネジメントしきって久しぶりの優勝!

2017 オートバックス スーパーGTの開幕戦が4月9日、岡山県美作市・岡山国際サーキットで決勝レースが開催された。

GT300では65号車 LEON CVSTOS AMG GT 黒澤治樹選手と、4号車 グッドスマイル初音ミクAMG GT 片岡龍也選手がトップ争いを演じつつ、3位の25号車 VivaC 86 MC 山下健太選手以下を大きく引き離してスタート。

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All photographs taken by HIRO Masaki

16周目にトップ65号車 黒澤選手と4号車 片岡選手でテールトゥノーズの大接戦を演じ、20周目に片岡がトップに立つと、その後4周で5秒の差を付けて独走態勢を築く。

3位の25号車 VivaCが左2輪交換でセカンドスティントに入ると、それをみた4号車初音ミクも左2本交換で谷口信輝選手がピットアウト。

65号車LEONは4本交換でセカンドスティントに入る。

この結果、給油時間が短くタイヤ交換時間も節約できた25号車VivaC 松井孝允選手が、アウトラップの65号車LEON CVSTOS 蒲生選手の前に出ることに成功し、2位に浮上する。

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トップを行く谷口選手は最大10秒以上のマージンを作ることに成功するが、54周目に発生したクラッシュにより導入されたセーフティカーにより、一気にマージンを失ってしまう。

しかしセーフティカーが解除された後にもペースが落ちることはなく、2位とのギャップを徐々に広げていき、2時間13分18秒040でチェッカーフラッグを受けて、4号車 グッドスマイル初音ミクAMG GT 谷口信輝/片岡龍也選手組が開幕戦を制した。

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その一方、2位の25号車VivaC 松井選手と65号車LEON 蒲生選手のバトルはレースを通して展開されるが、残り7周となったところで松井選手が単独でスピンアウトしてバトルに終止符が打たれた。
この結果、2位には昨年の覇者、65号車 LEON CVSTOS AMG GT 黒澤治樹/蒲生直弥選手組が入った。

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3位には9号車 GULF NAC PORSCHE 911 ジョノ・レスター/峰尾恭輔選手組が、終盤にスピンを喫した25号車をかわし、3位チェッカーを受けた。

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25号車VivaCは終盤のスピンにより4位チェッカーとなってしまった。
チェッカー後のインタビューは以下の通り

谷口信輝
(Q目に涙?)目から汁が(笑)
本当にうれしいです。(応援)ありがとう!
後半に入ったときはたくさん貯金があったのにセーフティカーでなくなるし、タイヤも冷えるし、言い方が悪いけど邪魔(な車両)も多いし、グダグダなレースだったけど、何とか勝てました。

片岡龍也
今回は練習から手応えがあった。ライバルも手強かったけど、うまくまとめれば勝てると思ってたし、そろそろAMGで勝ちたいなと思っていたところで勝てた。
(ドライバー)ふたりとも口が悪いので、チームやタイヤメーカーには文句をたくさん言ったけど、(その結果)今回勝てたのですごくうれしい。

片山監督
チェッカーを受けたときに(勝った)実感がなくて、今(インタビューを受けて)実感が出てきた。
しばらく勝ってなかったんだなぁって。オフの間にGT3にもタイヤメーカーが出揃ったので、絶対負けられないと思った。
セーフティカーの混乱もあったけど、ドライバーが落ち着いていた。
チェッカーを受けて本当に嬉しかった。
その他上位の結果は以下の通り。

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