2017 オートバックス スーパーGTの開幕戦が4月9日、岡山県美作市・岡山国際サーキットで決勝レースが開催された。
GT500ではHONDA勢にトラブルが発生し、KEIHIN、ARTA、EPSON、RAYBRIGの4台がストップしてしまう。
この混乱により、セーフティカーランが続く状態で決勝レースがスタート。
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位陣はLEXUS勢のみという状態で展開し、37号車 KeePer TOM’S ニッキー・キャシディ選手がオープニングラップで6号車 WAKO’S 4CR 大嶋和也選手をパスしてトップに立つと、レースを終始リードしていく。
しかしセカンドスティントに入ってもセーフティカーの導入などによってレースはさらに荒れ、トップを行く平川亮選手と2位のジェームス・ロシター選手のバトルが激化してテールトゥノーズの接戦を繰り広げる。
しかし残り10周を迎えたところで平川選手を追い上げるロシター選手の左ブレーキが悲鳴を上げ、トップの猛追が叶わなくなる。
この結果、37号車 KeePer TOM’S LC500 平川 亮/ニック・キャシディ選手組が2時間12分39秒626で開幕戦を制した。
2位には6号車 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ選手組がトップを追い詰めるも一歩届かず、2位チェッカーを果たした。
3位には1号車 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/平手晃平選手組が最後の最後までZENTの猛追を退けてポディウムを獲得した。
さらにLEXUS勢はトップ6を独占する完勝を見せつけた。
その一方でHONDA勢では16号車 MOTUL MUGEN NSX-GTが完走を果たしたのみ。
さらに日産勢も精彩を欠き、下位に沈む苦しい結果になった。
決勝レース後のインタビューは以下の通り
ニック・キャシディ選手
抜きにくいサーキットなので、スタートから出来るだけ早く前(トップ)に出たかった。オープニングラップでハードブレーキをしたせいでフラットスポットを作ってしまって苦しかったけど、トップをキープして平川選手に渡せた。 彼の素晴らしい走りで勝てた。
平川亮選手
(岡山の)キングの名に恥じないように頑張った。 ボクのクルマはブレーキがおかしくて、タイヤも気温に合わなく苦しかったけど、チームの力で勝てた。
関谷監督
岡山に来てLCを応援してくれた皆さん、ありがとうございます! SCの戦いになったときは、どのドライバーも凄いんで、ドライバーレースになると思った。実際にその通りになったけど、うちのドライバーが頑張ってくれて、この勝利を得られた。
この状態の打開に向け、次戦ラウンド2富士にまで各社とも対策に追われることになりそうだ。
その他の結果は以下の通り
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