2017 オートバックス スーパーGTの開幕戦が4月8日、岡山県美作市・岡山国際サーキットで開幕した。
GT500クラスでは、予選Q1出走直前でウェット宣言が出されるも、コースにはさほど影響なく予選がスタート。
今季よりダウンフォースが25%削減された新規定によるマシンでのデビュー戦となる。
各車の動向が注目される中、LEXUS勢が開幕前テストの好調を維持して上位を独占する一方、昨年のチャンピオン 1号車 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン選手がQ1で敗退する波乱が起きた。
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さらに開幕前テストから不調が続いた日産勢も。まさかの全車Q1敗退という厳しいスタートを切った。
続くQ2では残り5分を切った所で、3年ぶりの復帰を果たした中嶋一貴選手が最終コーナー手前でコースオフしてタイヤバリアに強く接触、赤旗中断となった。
しかもこのタイミングで小雨がちらつき、さらなるタイムアップを望める状況ではなくなった。
残り3分から再開されたQ2では、ポールは無理でも上位スタートを目指して各車コースイン。
その直後、バックストレート手前のターン4でMOTUL NSX 中嶋大祐選手がストップしてしまい、再度赤旗が提示され、セッションはこのまま終了。
なお、MOTUL NSXの3位タイムとau TOM’Sの2台は、赤旗中断の原因を作ったことにより、その前に記録していたタイムが抹消されている。
この結果、赤旗中断前にタイムを計測していた8号車 ARTA NSX-GT 野尻智紀/小林崇志選手組が1分20秒604で、運も実力の内と励ます土屋圭市エグゼクティブアドバイザーの励ましを受けつつポールポジションを獲得した。
フロントロー2番手には6号車 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ選手組が1分20秒960で続いた。
3番手には37号車 KeePer TOM’S LC500 平川亮/ニック・キャシディ選手組が1分24秒749で続いた。
その他の結果は以下の通り。
決勝レースは4月9日、14時30分よりスタートする。