2016全日本選手権スーパーフォミューラ第6戦が9月11日(日)、本来の開催地である大分県・オートポリスからの代替開催地、岡山県美作市・岡山国際サーキットレーシングコース(1周:3.703Km)でレース2決勝が開催された。
日曜日の本日は、レース2の予選をQ1・Q2の2セッションと、決勝レース2を1日で開催するフォーマット。
レースはスタート直後にタイヤ交換をした選手と、中盤に交換をする選手の2集団に分かれて進行。
なかでも序盤に交換した選手が上位陣を捉える展開になり、予選6番手スタートの国本雄資選手と11番手スタートの中嶋一貴選手が、それまでトップを走る野尻選手と、続く2位の石浦選手がピット・インするタイミングで逆転を果たしてトップ1-2に浮上。
野尻選手はセーフティカー走行中にピットアウトしてくる石浦選手を1コーナー手前でオーバーテイクしてしまい、ドライブスルーペナルティを受けてしまって後方に沈むと、その後ろを走る石浦選手が2位の中嶋一貴選手を猛追するも順位は入れ替わることなくチェッカーを迎えた。
この結果、#2 P.MU/CERUMO・INGING 国本雄資選手がスーパーフォーミュラ初優勝を果たした。
2位には予選11番手からのジャンプアップで#37 VANTELIN TEAM TOM’S 中嶋一貴選手が昨日の悔しいレースを晴らした。
3位には#1 P.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明選手が悔しいポディウム入りとなった。
・国元選手の決勝レース2後のインタビュー
「チームが考えた作戦がうまく決まった。いろんな人に支えられて勝てました。序盤にピットに入る作戦はスタート前から決まっていた。最後まで状況がわからなかったけど、自分のペースを乱さないようにプッシュした。最後には迫り来る2位が見えたけど、自分のほうが早いと言い聞かせて最後まで走り切れた。」
「これまでは2位が精一杯だったけど、ここまではものすごく長く、ものすごくつらい時期もあったけど、そんな時にいろんな人が支えてくれて、それを糧にがんばれた。ここで勝てて感謝を結果で返せて嬉しい。」
・3位 石浦宏明選手インタビュー
「3位は嬉しいけど、今日は悔しいこともあった。国本選手とのチャンピオンシップポイント1-2なので、今後は口をきかないで行こうかと思う(笑)。でも本当にチームのお陰。最強のチームなので、チャンピオン争いを頑張る。」
・立川祐路監督インタビュー
「国本はチームが決めた作戦と言っていたけど、1周目に入ると言ったのは国本自身。強い気持ちでアピールしてくれて、それがうまくいって本当に良かった。石浦は周りの状況でピットに入るのが難しかったけど、最後はオーバーテイクボタンがなく、一貴選手を捉えることが出来なかった。」
「今回のレースで2人がチャンピオンシップポイント1-2位になったので、ピットに壁を作ろうかなと思います(笑)」
・中嶋一貴選手インタビュー
「(Q 昨日を考えると、よくここまで来ましたね?)昨日のことはもう聞かないでください(笑)。少し今日は取り返せたかな。作戦通りで早めにピットに入ったけど、1周めから入るチームがあったのは…(笑)。最後は石浦選手が速かったけど、抑えられた。僕らのチームの結果から考えれば11位からの100点のレースだった。昨日はつくづくもったいないけど、残り2戦がんばっていきたい」
その他の結果は以下のとおり
決勝サマリーは以下のとおり