本田技研工業は11月2日、来シーズンである2017年のスーパーGTへの参戦車両となる「NSX-GT」の写真を公開した。
新型NSXの市販が開始された本年、これまで参戦してきた「NSX CONCEPT GT」からCONCEPTの文字が消え、正式にNSX-GTとしてエントリーされる。
また、市販車であるNSXの特徴とされているヘッドライトやミッドシップレイアウト特有のルーフのスラント形状、フローティングCピラーなどのデザインを継承。
来季より導入されるダウンフォースの25%削減を図る新規則に対応すべく、デザインラインより下の空力開発可能領域を中心に開発が進められているそうだ。
公開されているスペックは以下の通り
寸法・重量
全長×全幅 | 4,650mm × 1,950mm |
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ホイールベース | 2,750mm |
車両重量 | 1,049kg以上(ドライバー、フューエル含まず) |
パワープラント
エンジン型式 | HR-414E |
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エンジン種類 | 水冷直列4気筒縦置インタークーラー式ターボエンジン |
弁機構 | DOHC ギヤ駆動 吸気2 排気2 |
総排気量 | 1,995cc |
最大出力 | 440kw(600ps)以上 |
スロットル制御方式 | ドライブ・バイ・ワイヤ |
燃料供給装置形式 | 直噴 |
使用燃料種類 | 無鉛プレミアムガソリン |
潤滑方式 | ドライサンプ方式 |
動力伝達・走行装置
変速機形式 | 常時噛合式 |
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変速機操作形式 | ステアリング パドルシフト式 |
ステアリング装置形式 | ラック&ピニオン式(油圧PS付) |
タイヤ(前・後) | Fr : 300-680 R18 Rr : 320-710 R18 |
主ブレーキの種類・形式 (前/後) | 油圧式ベンチレーテッドカーボンディスク |
サスペンション方式(前/後) | ダブルウィッシュボーン式 |
スタビライザー形式(前/後) | トーションバー式。 |
先のオートポリスで開催された新型車両のテストでも、大きなトラブルもなく終了しているそうだ。
来季こそ強いホンダの姿を望むファンの応援に答えるべく、現在は精力的な開発が進められている