富士スピードウェイは9月1日、日本国内で10年ぶり、同サーキットでは50年ぶりとなる24時間耐久レースの開催計画を発表した。
現状では「開催を目標に調整を進めている」段階ではあるが、その実現に向けては意欲的だ。
これまでも富士スピードウェイでは10月に世界耐久選手権(WEC)や、スーパー耐久の長時間化、12月のGOODYEAR Vitz & 86/BRZ Dream Cup(6時間)などの耐久レースを開催してきたが、「耐久の富士」の名を世界に広めるべく、今後地元の小山町や御殿場市、裾野市と調整を行いながら準備を進めていく。
過去には1967年と1968年の2回にわたって同地で24時間レースが開催されており、来年の開催が実現すれば50年ぶりの24時間耐久レースとなる。
近年ではニュルブルクリンクで開催される24時間レースにも日本からのエントラントが多数参加しており、24時間レースへ参加する意義も高まっていることから、富士24時間レースが今後継続していくことによって、モータースポーツファンの裾野を広げる大会になるかもしれない。
◯スーパー耐久機構(STO)桑山事務局長のコメント
「私達STOの念願だった24時間レースの開催に向けて富士スピードウェイが準備を進めていただくことになり、たいへんうれしく思っております。この24時間レース実現のためにSTOとしても全面的に協力させていただき、正式発表を心待ちにしております。」
開催概要
◯大会名称
スーパー耐久シリーズ2017 第◯戦
※ラウンド数は未定
◯主催
富士スピードウェイ株式会社、FISCOクラブ
◯開催日程
2018年6月上旬にて調整中
◯公認
国際自動車連盟(FIA)
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)
◯認定
スーパー耐久機構(S.T.O.)
◯レース形式
24時間耐久レース
◯参加車両
スーパー耐久シリーズ参加車両(特認車両含む)
◯車両規定
音量規制を予定(特別規則書にて規定)