2017 スーパーGT第7戦が10月7日、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナルサーキットで開幕し、公式予選が開催された。
ピットウォーク直前に強烈なスコールに見舞われ、その後迎えた予選Q1ではウェット宣言が出る。
GT500クラスは、路面が乾ききらないコンディションだったが、全車が一斉にコースイン。セッション後半に雨が再び降るとの予報があったためだ。
各車がウェットコンディションで奏功しながら路面の改善を待つ中、序盤こそLEXUS勢が上位を占めたものの、残り9分を切った頃、#17 KEIHIN NSX-GT 小暮卓史が1分30秒018のトップタイムをマークすると、CALSONIC IMPUL GT Rが2番手に続く。
ところが残り4分を迎えると、1分30秒を切るマシンが出始める。
#37 KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディが17号車を上回る1分30秒005でトップに立ったことを皮切りに、#12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信も1分29秒538でトップタイムを更新。
2番手に#6 WAKO’S 4CR LC500 アンドレア・カルダレッリが1分29秒672で続く。
3番手には#1 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネンの1分29秒602、4番手に#8 ARTA NSX-GT野尻智紀が1分29秒759で。
以下、#1 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン、#8 ARTA NSX-GT 野尻智紀、#17 KEIHIN NSX-GT、#37 KeePer TOM’S LC50 ニック・キャシディ、#64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット、#38 ZENT CERUMO LC500 石浦宏明の順でQ1のセッションは幕を閉じた。
ポイントランキング1位の#23 MOTUL AUTECH GT-Rは11番手で、さらに優勝候補の一角と目されていTA#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 千代勝正もセッション終盤でスピンしてコースオフ。ダメージは負わなかったもののQ1で敗退した。
迎えたQ2では、ほぼ全車がスリックタイヤで一斉にコースイン。
セッション序盤から後半にかけて、通してKeePer 平川が上位に君臨したが、#12 CALSONIC IMPUL GT-R マーデンボローがタイムを更新、さらにZENT 立川も2番手に入る。
しかしチェッカーが振られたタイミングで、最後にアタックに入っていたKeePer 平川が再度トップを奪還。さらに塚越が3位に滑り込み、3メーカー揃い踏みのトップ3を形成した。
その他の結果は以下の通り
Po | No | Machine | Driver | Q1 | Q2 | Tire | WH |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 37 |
| 平川 亮 ニック・キャシディ | 1’30.005 |
| 48 | |
2 | 12 |
| 安田 裕信 ヤン・マーデンボロー | 1’29.538 |
| 13 | |
3 | 17 |
| 塚越 広大 小暮 卓史 | 1’29.887 |
| 18 | |
4 | 6 |
| 大嶋 和也 A.カルダレッリ | 1’29.672 |
| 48 | |
5 | 38 |
| 立川 祐路 石浦 宏明 | 1’30.466 |
| 43 | |
6 | 8 |
| 野尻 智紀 小林 崇志 | 1’29.759 |
| 35 | |
7 | 1 |
| ヘイキ・コバライネン 平手 晃平 | 1’29.602 |
| 36 | |
8 | 64 |
| ベルトラン・バゲット 松浦 孝亮 | 1’30.043 |
| 28 | |
9 | 36 |
| 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | 1’30.727 | 47 | ||
10 | 24 |
| 佐々木 大樹 J.P.デ・オリベイラ | 1’31.277 | 12 | ||
11 | 23 |
| 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | 1’31.419 | 59 | ||
12 | 16 |
| 武藤 英紀 中嶋 大祐 | 1’31.574 | 7 | ||
13 | 100 |
| 山本 尚貴 伊沢 拓也 | 1’31.641 | 35 | ||
14 | 46 |
| 本山 哲 千代 勝正 | 1’32.023 | 23 | ||
15 | 19 |
| 関口 雄飛 国本 雄資 | 1’33.143 | 23 |
決勝レースは10月8日、現地時間で午後3時、日本時間午後5時にスタートする。