全日本選手権スーパーフォーミュラの2017年シリーズが4月22日、三重県鈴鹿市・鈴鹿サーキットで開幕し、公式予選が開催された。
予選Q1では、今季よりKCMGに移籍した#18 小林可夢偉選手のマシンギアボックスとターボにトラブルが出て、アタックができないままにQ1敗退した。
All photograph taken by HIRO Masaki
続くQ2では、シーズン前のテストで苦戦を強いられていたP.MU / CERUMO・INGING #1 国本雄資選手と#2石浦宏明選手が1-2を独占する実力を見せつけ、開幕までにチームを立て直してきた。
昨年のGT2チャンピオンで新人の#15 TEAM MUGEN ピエール・ガスリー選手も、2日前までF1テストに参加していた疲れを見せることなく、7位でQ3進出を決めた。
注目のQ3では、自身初のポールポジションを目指す国本選手が1分35秒997というファステストラップを真っ先に記録するが、その想いを砕いたのは#37 VANTELIN TEAM TOM’S 中嶋一貴選手。
1分35秒907で国本選手のファステストラップを更新すると、自身通算5度目のポールポジションを確定した。
セカンドローには、惜しくも国本雄資選手選手が続き、明日の巻き返しを図る。
3位グリッドには昨年の覇者 #16 TEAM MUGEN 山本尚貴選手が1分36秒004という0.1秒以内に3台がひしめきあう混戦に食らいついた。
予選後の中嶋選手のインタビューは以下の通り
「(PPを獲得し)とりあえずホッとした。冬のテストから調子よくて、金曜日も非常に良いペースだった。でも他のチームも(セットアップを)合わせてくるだろうし、それが逆にプレッシャーになった。
最後のQ3はクルマもよく、自分自身も金曜からもうワンランク上がったかな。冬の成果が現れて良かった。
(Q 多忙なシーズンオフだったけど?)オフの間は忙しかったけど、ドライバーにとって走る時間が多いのはプラスになる。ボク自身もそうやって3カテゴリーでプッシュしてきた。(WEC開幕戦優勝など)走って結果を出せているし、そういう環境を与えてくれたチームにもトヨタにも感謝している。
まだ予選なので、明日走りきって優勝したい。」
(2017/04/27追記)
予選後記者会見の動画は以下の通り
その他の結果は以下の通り
予選サマリーは以下の通り
開幕戦決勝レースは明日4月23日 13時40分にスタートする。