2018 スーパーGT第7戦が10月20日、大分県・オートポリスで公式予選を迎えた。
GT500クラスでは8号車 ARTA NSX-GT 伊沢拓也/野尻智紀がポールポジションを獲得した。
GT300クラスでは25号車 HOPPY 86 MC 松井孝允/坪井翔がポールポジションを獲得している。
GT500クラスに衝撃が走った。
なんと日産勢が全車Q1で敗退してしまったのだ。
気温・路温が上がらないコンディションで迎えた予選日ではNSX-GT勢が絶好調な一方、日産勢の勢いが普段よりも感じられないスタートとなった。
LEXUS勢も1号車 KeePer TOM’S LÇ500、36号車 au TOM’S、37号車 ZENT CERUMOの3台がQ2に進出したものの、NSX-GT勢全車がQ2進出という快挙を成し遂げた。
もちろんポイントリーダーの100号車 RAYBRIGもジェンソン・バトンが初めてレースで走るオートポリスを今回も攻略し、Q1を突破してみせた。
そして迎えたQ2では、結果だけを見ればNSX-GT勢が1-2-3位グリッドを独占した。
朝のウォーミングアップからトップタイムを刻むなど、好調な走りを見せていた8号車 ARTA NSX-GTがトップタイムを刻むと、これを上回るマシンは現れずに明日のレースをポールポジションという絶好の位置を確保した。
2番手には17号車 KEIHIN NSX-GT、3番手に100号車 RAYBRIG NSX-GTが続き、トップ3をホンダ勢が独占する予選となった。
なお、LEXUS勢最上位は4位の36号車 au TOM’S LC500、日産勢の最上位は11位の12号車 CALSONIC IMPUL GT-Rとなった。
GT300でも波乱が
GT300クラスでは、Q1残り5分でRQ’sがスピンしてコース上にストップ。
赤旗が提示され、セッションが止まってしまう。
この影響はアタック中のマシン全てに及び、ポイントランキング上位の55号車 ARTA BMW M6 GT3、31号車 apr PRIUS GTといった実力者がQ1で敗退する一方、巻き返しを図る25号車 HOPPY 86 MC、0号車 初音ミク メルセデスAMG GTなどがQ2に進出する。
※写真はSUGO戦でのもの
そして迎えたQ2では、朝の練習走行でもトップタイムを叩き出した25号車 坪井翔が35kgのウェイトハンデを跳ね返す走りでポールポジションを獲得。
これに10号車 GAINER TANAX triple a GT-R、5号車 マッハ車検 MC86 Y’s distractionが続いた。
今季残り2レースとなったスーパーGTでは、各クラスともチャンピオンシップ争いが混沌としており、目が離せない決勝レースになることが必至だ。
決勝レースは10月21日、14時00分から65周で争われる。
■予選ダイジェストは以下の通り