スーパーフォーミュラ第5戦、予選は野尻がコースレコードでポール獲得

2017 全日本スーパーフォーミュラ選手権の第5戦が9月9日、大分県・オートポリスで開幕し、公式予選が開催された。

昨シーズン9月に開催を予定していたオートポリス大会は、熊本地震によって中止を余儀なくされ、本大会は2年ぶりの開催。

Q1では#1 P.MU/CERUMNO INGING 国本雄資が1分27秒968でトップタイムを刻んだが、残り45秒で#10 REAL RACING 塚越広大がジェットコースターストレートエンドでクラッシュを喫し、セッションは赤旗が提示される。

マシンの撤去を行い、セッションは残り3分に延長されて再開すると、トップにいる国本雄資を始め、中嶋一貴、小林可夢偉、山本尚貴、石浦宏明はピットに留まってソフトタイヤを装着し、Q2への準備に取り掛かった。

この結果、Q1敗退は#8 SUNOCO TEAM LEMANS 大嶋和也、#3 KONDO RACING ニック・キャシディ、#64 TCS NAKAJIMA RACING 中嶋大祐、#50 B-MAX 小暮卓史、コースオフした#10 REAL RACING 塚越広大の6名。

迎えたQ2では、最初に1分26秒852のトップタイムを記録したのは#40 DOCOMO TEAM DANDELION 野尻智紀だったが、いち早くコースインした#18 KCMG 小林可夢偉がウォームアップに2周を費やしてじっくりタイヤを温め、1分26秒317というコースレコードでトップタイムを更新し、独創性溢れるアタックをライバルに見せつけた。

Q2ではITOCHU ENEX TEAM IMPULの#19 関口雄飛と#20 ヤン・マーデンボロー、#4 KONDO RACING 山下健太、#7 SUNOCO TEAM LEMANS フェリックス・ローゼンクヴィスト、#41 DOCOMO TEAM DANDELION 伊沢拓也、#65 TCS NAKAJIMA RACING ナレイン・カーティケヤンがノックアウト。

迎えたQ3では、今回も小林が各車より早いタイミングでコースインし、残り4分で各車コースイン。

この結果、計測1周目で野尻が1分26秒196のコースレコードを上書きするトップタイムを記録し、自身2度めのポールポジションを獲得した。

【追記】野尻智紀 アタックラップ

続いて1分26秒387の2番手タイムを出したのは国本雄資。

そして注目はQ2を彷彿とさせる存在感を示した小林がだったが、野尻にコンマ2秒遅れの1分26秒414の3番手止まりとなった。

【追記】予選ダイジェストは以下の通り

決勝レースは9月10日、13時05分より開催される。