スーパーフォーミュラを統括する日本レースプロモーション(JRP)は2月1日、同シリーズの2018年最終戦において、FIAワールドツーリングカーカップ(WTCR)の日本ラウンドを同時開催することを発表した。
JRPがWTCRのプロモーターである「ユーロスポーツ・イベンツ」と、SF最終戦を主催する「モビリティランド」との協議を経て、10月27-28日に開催されるスーパーフォーミュラの最終戦において同日開催されることが実現した。
WTRCは昨年まで開催されていたFIA 世界ツーリングカー選手権(WTCC)が前身で、昨年もツインリンクもてぎで日本ラウンドが開催された。
本年からは車輌規定が見直され、各メーカーがこぞって新モデルを投入するFIA TCR規格のマシンを用いて年10ラウンド、30レースが開催される。
FIA WTCR規格では過度なダウンフォースが付かないので、テールトゥノーズといったマシン同士の接近戦が頻繁に繰り広げられる”ガチンコバトル”が見られる人気のカテゴリー。
1000分の1秒を争う国内トップフォーミュラと、世界を席巻する箱車レースであるWTCRが1日で同時に観戦できるとあって、この機会に鈴鹿サーキットで世界の戦いを目の当たりにしてはいかがだろうか。
JRP 代表取締役社長 倉下 明氏のコメント
「昨年5 月にイタリア・モンツァでTCR のレースを観戦する機会に恵まれました。スーパーフォーミュラは、ご承知のとおり、フォーミュラカーのレースとして進化を続け、1000分の1秒を争う精緻な競技ですが、一方のTCRは「車が好きでレースが好き」という人たちがサーキットに集い、シンプルに競走を楽しむという、自動車レースの原点のようなものを感じさせてくれました。そんなキャラクターの全く違う2つのレースを、一度に楽しめる素敵な機会を創出してくださったユーロスポーツイベンツ、株式会社モビリティランドをはじめとする関係者の皆様に深く感謝いたします。」