2017年 全日本選手権スーパーフォーミュラの最終戦となる第7戦が10月30日、三重県・鈴鹿サーキット(5.807km)で決勝レース1が開催された。
最終戦のレースフォーマットは2レース制で、午前にレース1(19周110.333km、タイヤ交換義務なし)、午後にレース2(35周203.245km、晴天時1回以上のタイヤ交換義務あり)が実施される。
晴天に恵まれた鈴鹿サーキットで迎えた決勝レース1では、2位グリッドの#2 P.MU/CERUMO.INGING 国本雄資選手と4位グリッドの#36 VANTELIN TEAM TOM’S ‘アンドレ・ロッテラー選手が抜群のスタートを決め、ポールポジションスタートの#1 P.MU/CERUMO.INGING 石浦宏明選手の前に出ることに成功。
ポイントリーダーで迎えた関口雄飛選手は13番手スタートから4つ順位を上げることに成功するも、その後#41 DOCOMO TEAM DANDELION ストフェル・バンドーン選手に抑えられ、オーバーテイクボタンを2つ消費するも、思うように上位進出を果たせない状況が続く。
業を煮やした関口選手は15周目、130Rで接近したバンドーン選手にシケインで仕掛けるも接触を喫し、バンドーン選手を押し出してしまい、ペナルティを受けることになる。(10時30現在、裁定は降りず)
トップを快走する国本選手は2位のロッテラー選手とのギャップを保ちつつ3位を走る石浦選手には13秒以上の大差に引き離すことに成功し、そのままトップチェッカーを受けて、レース1を制した。
2位にはアンドレ・ロッテラー選手が、3位には石浦宏明選手が続いた。
国本雄資選手 レース後のインタビュー
「スタートが決まって、自信を持って走れた。(2位のロッテラーが追ってきたけど?)自分のほうが速かったので、最後までプッシュした。(8ポイントを獲得してポイントランキングトップになったけど?)第2レースは強い気持ちで、チャレンジャーの気持ちで最後まで走りたい」
チーム監督 立川祐路表彰台インタビュー
「今日の国本は気合が入っていた。1周めが終わって戻ってきたとき、(無線で)叫んでいたくらい気合入っていた。結果につながって良かった。石浦も表彰台にいてくれて、まだもう1レースあるので、ふたりとも頑張ってチームタイトルが穫れるよう頑張っていきたい」
その他の結果は以下の通り
(関口選手のペナルティはタイム加算、もしくはレース2のグリッド降格になる模様)
この結果、自力チャンピオンの可能性を残したのは国本、関口の2人で、石浦、ロッテラーは上位の2人がポイントを獲得せずにレース2を終わらせた場合という厳しい状況だ。
レース1サマリー
なお、レース2は本日14時45分スタート。